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経済学部の学生たちが主体となって活動している様々な学生プロジェクトに、東かがわ市でのビジネス振興や観光交流策を実践し、定住促進を目的として活動を行っている「かがわクリエイティブデザイン」がありますが、その中でも東かがわ市の福栄という地で活動する団体として「FUKUEBASE」があります。

FUKUEBASEは東かがわ市の福栄という人口高齢化率が44%を超える過疎地域でデザインを軸にした地域活性化活動を行う団体です。私たちは昨年6月に本格的に活動を開始し、地域の農事組合法人様と協力し、地域課題の解決の目標に向けてプロジェクト活動を行ってきました。
今回は、私たちが現在進めている活動を少しだけ紹介させていただきます!福栄地区は農業が大変盛んな地域です。しかし収穫された農作物に対して、品質は高いのに、規格外という理由だけで、たくさんの食材が廃棄されているという現状がありました。

そこで、昨年8月、本来ならば廃棄されるはずの食材を、地元の三本松高校の学生食堂に卸し、地産地消の推進やフードロスの削減を目指した「三高みんなの食堂プロジェクト」を立ち上げました。香川大学生や農家さん、地域の皆様や高校生が、それぞれ協力しあって一つの食堂を作り上げるこのプロジェクトでは、SDGsの観点から、食器やお盆のほとんどは、地域の方に寄贈していただいたものを使用しており、旧家の家に眠っていたものを再生して使用しています。私たちは、実際に高校の食堂に入り、高校生に料理を提供し、プロジェクトのロゴや、エプロン、Tシャツなどのデザインを行っています。今後は売り上げアップを目標に、外売りを行う仕組みづくりや、積極的な情報発信を行っていきます。

また、今年度の新たな取り組みとして、「畦道カフェ」を紹介させていただきます。これは、文字通り福栄の畦道で、ハンドドリップコーヒーや簡単な軽食を販売するイベントです。福栄地区を通る国道377号線は、お遍路道として、休日には多くのランナーやサイクリスト、バイクライダーたちが通ります。しかし、福栄はあくまで通過点であり、気軽に立ち寄ることができるような場所がありませんでした。そこで、メンバーでアイデアを持ち寄り、コーヒースタンドの企画を立ち上げました。昨年12月のプレオープンでたくさんの反響をいただき、3/27日に第一回の畦道カフェを限定オープンすることができました。サイドメニューとしてサンドイッチやチーズケーキを用意したのですが、サンドイッチには、地元のブロッコリーやキャベツを使用し、チーズケーキには、福栄産の古代米・赤米の米粉をブレンドするなど、材料にもこだわりました。60食ほど用意していたのですが、午前中には完売し、大盛況となりました。「畦道カフェ」のロゴやチラシ、コーヒーを入れる机やお客さん用のスタンド席も自分達でデザインし、大学で学んだスキルを発揮する場となりました。現在は、5/22-23の第二回の開催に向けて、着々と準備を進めています。

昨年の9月に大学の講義が全てオンラインに移行したことがきっかけで、4年メンバーの一人が実際に福栄地区に移住し、活動を行なっています。活動の様子はインスタグラム(@create_agri)にて発信を行なっておりますので、ぜひチェックしてみてください!

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