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小豆島プロジェクト 通称「豆P」は、2011年にスタートしました。かつての歴史を垣間見たり、優しい人々に出会うことができる小豆島坂手地区の魅力を少しでも多くの人に知ってもらいたい!という学生達の思いによって結成。地域の清掃ボランティアや、地域行事への参加、海の家の運営や、かつて盛んに栽培されていた「徳本杏」の再生事業など、さまざまな活動を行ってきました。現在は豆Pの広報誌「白鳥だより」の発行、小豆島と神戸を結ぶジャンボフェリー内での観光案内、地域行事への参加など従来の活動を継続するとともに新たな活動も企画しています。

「白鳥だより」には、地域の皆さまに豆Pのことを知っていただくことを目的に、豆Pの活動内容や参加行事、メンバー紹介などを掲載。町を歩いて「白鳥だより」を配布する際、感謝の言葉を頂いたり、小豆島の現状などを尋ねたりして、地域の方々と交流することが活動の励みになっています。新型コロナウイルス感染が拡大し、地域の皆さまと接する機会が少なくなっている今、「白鳥だより」が地域と私たちを繋ぐ架け橋になっています。

白鳥だより

白鳥だより ポスト投函新型コロナウイルスの影響で、白鳥だよりを、一軒一軒ポストに投函

小豆島と島外の人々を繋ぐ役割を担っているのが、フェリー内での観光案内やSNSでの情報発信です。私たちの活動が観光客の増加につながり、SNSを活用して小豆島の特産品や伝統などを伝え継承していくことが、豆Pの活動に価値を生み出すと考えています。

フェリー内での観光案内

地域の行事に参加

新型コロナウイルスの影響で小豆島を訪れる観光客が減少し、地域の方と観光客とのコミュニケーションが少なくなっていると活動を通して感じました。そこで私たちに何かできることはないかと思い、「ベンチでつなぐ小豆島」を新たに企画しました。ベンチを一つの居場所、フォトスポットとして提供し、地域の方や観光客の方、そして私たち学生が繋がり、より良いコミュニケーションの機会を創出することで、観光振興や地域振興にも結び付けていこうというものです。

これまで小豆島の方たちと関わり、住みやすいまちづくりに貢献したいという、一つの目標に向かってメンバー全員が責任感を持ち各々の役割をやり遂げてきました。時には、企画進行が行き詰まったこともあります。そういう時、プロジェクトメンバーや地域の方々に力を貸していただきました。そのたびに繋がりが強まり、信頼が高まり、豆P全体の成長につながっています。 

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私は地域振興に関わる仕事に就くことを目指して、全国の事例をはじめとした、まちづくりに関わるさまざまなことを学んでいます。私はまちづくりというものを、本やインターネットなどで調べたことしか知らず、実際に地域に出てどういった活動を行うのかを体験したいと思い、このプロジェクトへ入ることを決めました。今までの活動を通して、課題や問題点を改善していくための考える力や、気づく力がついたと感じています。一時的ではなく、長い目で見て効果を感じられるような問題改善を目指し、これからも日々の活動に励んでいきます。  

経済学部2年 岩丸和生


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