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プロジェクトは、「四国88ヵ所巡り」にちなみ「Kagawa University 88 Points of Interest(香川大学88ヵ所の魅力)」として大学の魅力を発信しています。香川大学は4つのキャンパスに分かれていることから、学生や教職員は所属以外の学部について詳細に知る機会が少ない傾向にあります。また、現在は、新型コロナウイルス感染症の感染防止により、各キャンパスの往来も減少しています。そこで、それぞれのキャンパスの学生と留学生で構成されたGlobal Café Student Committee(以下、GCSC)が、香川大学の魅力を学生目線で発信し、学生や教職員が香川大学をより詳しく、親しみを感じてもらえるよう、プロジェクトを展開しています。紹介している魅力の中には、香川大学の歴史や国際交流に関する内容も盛り込んでおり、地域や海外との結びつきを大切に、これらの魅力を日本語・英語で発信しています。

プロジェクトを通じ、学生である私たち自身が改めて香川大学の魅力に気付く機会となりました。特に1年生は通学の機会が十分にない中で参加したプロジェクトであったため、当初は戸惑うことも多かったのですが、1年生ならではの新鮮な観点から多くの魅力に気付いてくれました。GCSCは学部1年生から大学院2年生まで、幅広い学年で構成されていることもあり、話し合いの中では、メンバーそれぞれの意見をとくに大切にしています。このようなメンバー間の雰囲気も、新たな魅力の発見には重要であると学びました。

豊かな学びや研究には、自分の眼で見て、心で感じて、思考するということが大切ではないかと思います。しかし、現在は新型コロナウイルス感染症が流行していることもあり、以前のような国内外の移動を伴う学習・研究活動は制限せざるを得ない状況にあります。この状況を乗り超えようとするとき、自分の思考の組み立て方を変えることが何かのヒントになるのではないかと考えています。パンフレットの見開きに記載した、「見えている世界の一歩外に出てみること」「専門分野や国を超えてつながること」「知らないことを知ること」というフレーズにはそのような思いが込められています。そして、今までには無かった角度として、学生である私たちの目線で捉えた香川大学の魅力というものを大切にしています。魅力的なことは、自分自身を含めてすぐそばにあるということを多くの人が気付くきっかけになる、プロジェクトにはそのような価値があると考えています。

まずは、在学生や地域の方々、海外交流先のみなさんに香川大学の88個の魅力を知っていただき、みなさんにとっての魅力と誇りになればいいな、と思っています。そして、さまざまなバックグラウンドと価値観が混ざり合う香川大学でともに学ぶことを通じて、個人と全体に相互作用が生まれ、新たなアイデンティティの形成すなわち香川大学の新たな魅力の醸成に繋がることを目指しています。

工学研究科2年 村林真衣
医学系研究科2年 野口朋恵

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