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産学連携プロジェクト「せとうちプロジェクト2020」は、(株)日本旅行が開催するマーケティングを学ぶ学生に向けた旅行プランの企画プロモーション案を競うコンテストです。瀬戸内エリアの地域資源を活かした観光誘致による地域活性化を目的に行われています。今回は岡山大学と香川大学から計4チームが参加し、約10か月をかけてそれぞれの旅行プランを企画・提案し、最優秀プランは商品化が検討されるというものでした。経済学部の渡邉ゼミからは2チームが参加しました。

私たちのチームは20代~30代の女性をメインターゲットとした「島×新エリア よくばり女子へ贈る香川旅!」という小豆島と仏生山エリアを掛け合わせたプランを提案。結果、見事、商品化されることとなりました。ですが、それまでのプロセスは試行錯誤の連続でした。コロナ禍で計画通りにフィールドワークへ行けなかったり、プランのカギとなるコンセプトがなかなか決まらなかったりと、活動当初は大変なことが多くありました。

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旅行プランで提案した小豆島でパンフレット用に撮影

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新しい提案エリアの仏生山 現地調査で何度も訪れた

そのような中でチームリーダーとして、メンバーそれぞれが得意とする分野で力を発揮できるように考えました。例えば、アンケート調査やインタビュー調査等のデータ処理や、パンフレットの作成、プレゼンの発表など、それぞれの得意分野で活躍できるように役割を分担。そうすることで活動にメリハリができるとともに、メンバーの結束力も自然と高まっていきました。

マーケティング的手法を用いてターゲットのニーズに合った観光商品を作成するためにマーケティングについてもよく勉強しました。その中で、今回のプロジェクトのエリアを提案することにしたのですが、それは大きな挑戦でもありました。まだあまり観光商品として扱われていないエリアであったため、現地調査に何度も行き観光資源を探索しました。また検証的調査として私たちが想定したターゲットに本当にこのプランへのニーズがあるのかアンケート調査も行うなど、常にマーケティング的視点を意識しながら取り組みました。

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ゼミ活動 マーケティング分析

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小豆島でのフィールドワーク

最優秀プランに選ばれたときは、驚きとともにとても嬉しく、思わずメンバーと記念写真を撮りました。この商品プランで、より多くの人に香川に来てもらい、その良さを知ってもらえたらと思っています。そしてそれが結果的に地域活性化につながればと祈っています。

all1_3_730.png商品化決定直後にプロジェクトメンバーで撮影

今回このプロジェクトに参加し、観光による地域活性化というテーマと、マーケティング的手法を用いた商品開発という二つのテーマに真剣に取り組んだことで自身の成長につながったと思います。そして何よりも、一緒に活動してきたゼミメンバーや先生との時間、そして経験は、何事にも代えられない貴重なものとなりました。

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経済学部4年観光・地域振興コース 
鴻上しおり
Kokami Shiori