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審判員としてJリーグのフィールドへ
私は香川大学サッカー部に所属し「審判員」として活動しています。
また香川県サッカー協会にも所属し2級審判員としても活動しています。
(サッカー審判:1~4級まであり、1級は日本サッカー協会主催の試合(Jリーグはこのカテゴリー)、2級は地域(四国)サッカー協会主催の試合を担当することができる。)
昨年は小学生の最大の大会である、「全日本U-12サッカー選手権大会 香川県大会」の決勝戦で主審を務めました。

サッカーの審判とは
一般的な見方として、試合の勝ち負けを決めるために存在し”試合を裁いている”と捉えられがちですが、実はそうではありません。競技の「精神」に則りフィールドでプレーしている選手たちと「美しい試合」を作り上げている。という表現が正しく、まさに真のスポーツを作り上げている。と言えます。小学生の試合であっても同様です。審判員は常に選手(子供たち)をリスペクトし、選手の気持ちを理解することに努めます。
小学生の試合でも試合が白熱してくると気持ちが高ぶってファウルをしてしまう選手もいます。そんな時、審判員として「相手選手が怪我をするから気を付けてね。」とか「フェアプレイをありがとう。」などと積極的に声をかけていきます。そうすると選手たちは次第に審判に対してもいろんな意味で信頼してくれるようになります。試合の前の挨拶ではよそよそしかった表情が、試合後には私たち審判団の目を見て「ありがとうございました。」と言ってくれた時は「この試合のレフェリングは成功だった。」と自信をもって言えます。

サッカーの発展に
地元の中学生サッカーチームの練習に審判員として参加したり、小学生チームの座学の勉強会に審判員の立場から競技規則の説明をしたり、試合中の気持ちの持ち方などについて講義させていただくこともあります。自分の立場からできることを考え積極的に活動を行っています。
これは少しでも香川県のサッカーの発展に貢献したいと強く思う気持ちからです。

⑨WEB.jpg                 (「JFA主催 第36回デンソーカップチャレンジサッカー」決勝の審判団)

  Jリーグの主審を目標に
 将来は1級審判員としてJリーグの試合で主審を務めることが目標です。
そのため少しでも上のカテゴリーの試合に参加しています。2022年には、福島県のJビレッジで行われた「JFA主催 第36回デンソーカップチャレンジサッカー(U-21日本代表選手やJ1クラブ内定選手などが参加する大会)」に香川県から審判員として派遣されました。そこには全国各地から優秀な若い世代の審判員が参加しており、たくさんの刺激を受ける中で、審判員として今の自分に何が不足し、何が必要かを明確にすることができました。
 1級審判員になるために競技規則を熟知していることはもちろん、安定したレフェリング、選手とのコミュニケーション、2時間走り切れる体力などすべての部分において完璧であれるよう、これからも多くの経験を積んでいきたいと思います。