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一般財団法人 日本サイバー犯罪対策センター(JC3)の協力によるサイバー空間の浄化活動の講習会

「SETOKU」とは(SEcurity Team Of Kagawa University)の略称で私たちは、サイバーセキュリティ分野における安全・安心な地域社会の実現を目的として活動を行っています。インターネット上における違法・有害情報の氾濫や偽サイト・詐欺サイトによる被害は社会問題となり、サイバー空間の脅威は増加しています。そこでSETOKUは香川県警察や日本サイバー犯罪対策センター(JC3)、トレンドマイクロ株式会社など様々な方からご支援・ご協力いただき香川県の安全・安心のため ① 犯罪被害防止のための教育活動 ② 広報啓発活動 ③ サイバー空間の浄化活動、に取り組んでいます。

①犯罪被害防止のための教育活動では、小学校に訪問して小学生たちにインターネットのキケンや正しい使い方を教えています。SETOKUではこれまでに太田南小学校と香川大学教育学部附属高松小学校に訪問しました。小学生たちには、インターネットは便利な道具ではあるが、車やハサミと同じように使い方を間違えるととても危険な道具になってしまう。このことを知ってもらいたく、難しいインターネット知識を説明するためにはどのように授業をすれば良いのか何度も話し合いを行いました。授業を行って小学生が感想やお礼を言ってくれるのを見て、教育活動の大切さと喜びを実感しました。

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太田南小学校での教育活動

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香川大学教育学部附属高松小学校での教育活動

②広報啓発活動では、動画やポスター、テレビ、SNSを通してサイバー防犯ボランティアの活動やインターネット知識を広める活動を行っています。SETOKUの活動動画の撮影や、メンバー募集のポスターを作成しました。また、SETOKUの活動をテレビにも取り上げていただいて、より多くの人にSETOKUの活動を知ってもらいました。私はインターネット被害に対する一番の対策はキケンを知ってもらうことだと考えているので、これからも広報啓発活動には力を入れていきたいと思います。

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SETOKUの募集用ポスターを創造工学部 造形・メディアデザインコースの学生に協力してもらい作りました。もう流石としか言えない・・・センスが溢れまくってます!っということで、このポスターを見かけたら応募してください!!!。

③サイバー空間の浄化活動では、フィッシングサイトのテイクダウンとTwitterのパトロールを行っています。フィッシングとは有名なWebサイトにそっくりな偽サイトからメールアドレスや銀行口座などの個人情報を盗む詐欺のことを言います。TwitterのパトロールではTwitter内で不審な投稿をしている人はいないかパトロールを行っています。特にTwitterでは薬物勧誘が盛んに行われています。SETOKUではこれまで350件以上のフィッシングサイトと50件以上のTwitterの不審な投稿を削除しました。

こうしたSETOKUの活動はすぐに実を結ぶことはなく地道な作業になりますが、私たちの活動がいつか実現する香川県の安全・安心、 その一歩になれるようにこれからも頑張りたいと思います。

創造工学部4年 長﨑龍平

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香川県警察本部海野氏、日本サイバー犯罪対策センター大野氏、トレンドマイクロ(株)黒木氏、香川大学吉田副学長らに出席いただき、SETOKUの結成式を行った。多くの方に支えられていると実感した一日でした。



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結成式でのSETOKU団員。多くの報道陣が取材に来てくれました。