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今回カダイジェストに取り上げてもらったのは、僕たちが高松の飲食店を盛り上げようとフリーペーパーを作成し、10,000戸にポスティング配布したことについてです。去年の夏頃からお店を訪問し、各店舗から少しずつお金を頂いて一緒にデザインをしました。12月に高松商店街を中心に1週間をかけて、大学生10人で配り終えました。(写真/朝日新聞社提供)


突然ですが皆さんには夢がありますか?僕は将来、大変お金持ちになりたいという夢があります。というのも、友人や家族にいい思いをしてもらいたいからです。でも、周りにお金持ちはいませんし、僕の家庭は貧乏ですし、大学2年生まではサークル活動やバイトに明け暮れた普通の大学生でしたので、どうしたらお金持ちになれるのかわかりませんでした。だからまず、お金について考えました。そうしていろいろ調べている時、ふと誰かが「お金は感謝だ」と言っているのを聞きました。これだ!と思いました。つまり、人に感謝されるようなことをすれば、それが結果としてお金という形で返ってくるということですね。そのことを知ったのが、去年の夏です。去年は、コロナでたくさんのお店が、たたまれているのを見ていました。それを見て悲しくなったし、なにかできることはないかなと思いました。ここで、僕のお金持ちになるという夢と、コロナの現実が重なったんです。困っている人を助ける=感謝=お金という図式です。これが、フリーペーパーを作ろうと思ったきっかけです。とても利己的な動機ですが、アダム・スミスさん曰く、利己的であることは悪いことじゃないみたいです。

この活動を通して学んだことはたくさんありますが、ここでは厳選して二つお話します。一つ目は、信頼が大事です。僕は当初、このフリーペーパーに掲載してくれるお店を一軒一軒飛び込みでお願いしに行っていました。飛び込みってすごい緊張しますし、「そんなんしないよ」って断られた時はすごい落ち込んで自信をなくしてしまいます。9割のお店の反応は、このパターンです。たまに掲載するよって言ってくださるところでも、「期待はしてない」っていうのが多くて、正直毎日しんどかったです。でもこれは僕に信頼(過去の実績)がなかったから当然のことです。誰だって、信用していない人から何を言われたって賛同できませんよね。だからまず、なにか新しいことを誰かとやろうと思うんだったら、最初が一番しんどいけれど、自分を信じて突き抜けてみることです。そしたらぽつぽつと評価してくれる人が増えて信頼が蓄積していきます。

二つ目は、困っている人がいたら助けるです。当然のことのように見えてこれが意外と難しいんですよね。このことに気づいたのは、フリーペーパーを10,000部印刷し終わり、いざ配ろうとした時です。それまでデザインや打ち合わせで忙しかったので、配ってくれる人を集めるのを後回しにしていました。だから急遽、友人や知り合いにお手伝いを頼みました。1人1,000枚で10人、1枚につき4円。1,000枚でも相当しんどいです。それでも、頼んだ瞬間快く受け入れてくれた人がいて、その人にはものすごい感謝していますし、今でも頭が上がりません。次、何か困ったことがあれば絶対力になりたいって思いました。一つ目の“信頼が大事”にも通じますが、こうやって感謝を振りまける人はすごいです。ですので皆さんもぜひ、困っている人がいたら助けてあげてください。            

法学部4年 山川智大

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今は個人事業主として起業しまして、企業のSNS発信の手伝いをして、大学卒業後は生きていこうかなと思っています。山川






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はじめは正直、山川君の話しを疑っていましたが、彼のポストに向かう姿を見て、自分も一緒に達成したいと思い立ちました。もしあなたが目標に向かっているなら、一人ではなく、側の人を頼ってみてください。あなたが本気なら助けてくれる人もいるはずです。
谷口


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フリーペーパーが完成したのが冬。非常に寒い中で投函をしなければならず大変でしたが、自分たちの作ったフリーペーパーを見てお店に行った方が沢山いると聞いた時に「やってよかった」と思うことができました。まだコロナ対策で大変ですが今後もこの様な活動で地元に貢献できればと思います。木林

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