■第188号もくじ
 ◇香川大学イベントカレンダー
 ◇広報室より
 ◇あつあつ釜あげニュース
 ◇カダイ・ラボ・・・医学部 辻川教授
 ◇学生VOICE
  学生広報企画委員会チームKUからのメッセージ
 ◇大学フォト
 ◇讃岐弁講座
 
□・・・・香川大学イベントカレンダー・・・・・・・・・・・・・・・・・・
▽学生サークルイベントカレンダー
 http://www.kagawa-u.ac.jp/2014/
▽香川大学イベントカレンダー(8月)
 http://www.kagawa-u.ac.jp/event_calendar/index201408.html
▽香川大学イベントカレンダー(9月)
 http://www.kagawa-u.ac.jp/event_calendar/index201409.html
◆オープンキャンパスの参加方法
 http://www.kagawa-u.ac.jp/topics/event/2014web8616/
◆オープンキャンパス当日のスケジュール
 http://www.kagawa-u.ac.jp/admission/briefing/2012/
◆入試対策セミナーのweb申込受付を開始
 http://www.kagawa-u.ac.jp/topics/examination/2014web/


◆◇◆◇◆◇⇒《広報室より》
 8月に入ると香川大学のオープンキャンパスが開催されます。5日(火)には医
学部、7日(木)には教育学部、法学部、経済学部、工学部、農学部それぞれで行
われます。

 香川大学に入学を希望する高校生には、ぜひ参加してほしいと思っています。大
学での講義はどんな感じだろうか、大学の先生や先輩たちはどんな人だろうか、キ
ャンパスはどういう雰囲気だろうか、と気になっている高校生も多いと思いますが、
「百聞は一見にしかず」です。

 高校までは、先生がていねいに教えてくれることが多かったと思いますが、大学
に入ると自分自身で考えて行動することが基本となります。自由でいいのですが、
自分の責任も増えて来ます。勉強しようと思えばいくらでも勉強できますし、勇気
を出してチャレンジしよう思えば先生が手助けしてくれます。一方で、楽をしてそ
の場をやり過ごそうと思うとそれも可能です(あとで苦労するかもしれませんが)。

 また、世界の国々から多くの留学生を受け入れており、学生が海外に行ける国際
交流のプロジェクトがいくつもあるので、視野を大きく広げることもできます。

 オープンキャンパスで、ぜひ香川大学の雰囲気を感じとってください。当日のス
ケジュールや参加方法などの詳細については、香川大学のホームページをご覧くだ
さい。(広報室)


・・・・・あつあつ釜あげニュース・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ▼さくらサイエンスプラン事業の招へい者がIO長を表敬訪問
  http://www.kagawa-u.ac.jp/topics/international/io3/
 ▼「鍛えあげインターンシップ事前交流会」を開催
  http://www.kagawa-u.ac.jp/articles/000/013/993/
 ▼第65回四国地区大学総合体育大会を開催
  http://www.kagawa-u.ac.jp/topics/student/65/
 ▼「三木サテライトオフィス」開設プレイベントを開催
  http://www.kagawa-u.ac.jp/articles/000/013/953/
 ▼「香川大学防災サポートチーム」が発足!
  http://www.kagawa-u.ac.jp/articles/000/013/943/
 ▼教育学部 平成26年度教育学部学術基金研究助成の贈呈式を実施
  http://www.ed.kagawa-u.ac.jp/topics/0626gakujutsu.html
 ▼法学部 平成26年度法学部成績優秀者表彰式を実施
  http://www.kagawa-u.ac.jp/kagawa-u_jl/topics/26/
 ▼経済学部 「官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN日本代表
  プログラム~」の第1期生に採用
  http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/blog/2014/07/20140715.html
 ▼経済学部 「高松市ホームタウンディ2014」のイベント開催
  http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/blog/2014/07/2014-1.html
 ▼経済学部 「高松市ホームタウンディ2014」の公開打ち合わせを実施
  http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/blog/2014/06/2014.html
 ▼医学部クリーンキャンパス(構内清掃)を実施
  http://www.med.kagawa-u.ac.jp/articles/000/000/797/
 ▼医学部 平成26年度第1回留学報告会を開催
  http://www.med.kagawa-u.ac.jp/topics/international/261/
 ▼工学部 国際インターンシップ交流会を開催
  http://www.kagawa-u.ac.jp/kagawa-u_eng/articles/000/013/944/
 ▼工学部 第70回電気学術振興賞 論文賞を受賞
  http://www.kagawa-u.ac.jp/kagawa-u_eng/topics/research/70/
 ▼農学部 州立ロンドリーナ大学教員が農学部長を表敬訪問
  http://www.ag.kagawa-u.ac.jp/
 ▼農学部 「インターンシップ&就職活動マナー講座」のを開催
  http://www.ag.kagawa-u.ac.jp/
 ▼農学部 クリーンキャンパスを実施
  http://www.ag.kagawa-u.ac.jp/
 ▽今月の大学訪問
  http://www.kagawa-u.ac.jp/admission/briefing/visit/


◆◇◆◇◆◇⇒《カダイ・ラボ》

「iPS細胞を用いた加齢黄斑変性に対する臨床研究」が始まります。
                          ・・・・・ 辻川 明孝

 ニュースなどでもしばしば取り上げられていますので「iPS細胞を用いた加齢黄
斑変性に対する臨床研究」のことは皆様もご存じのことと思います。この秋にも実
際に患者さんに移植が行われそうです。加齢黄斑変性は日本での中途失明原因の第
4位の近年急速に増加してきている病気です。この研究では、まず加齢黄斑変性の
患者さんから採取した皮膚組織からiPS細胞を作成します。その後、網膜色素上皮
を分化誘導させ、網膜色素上皮の細胞シートを作成します。作成された細胞シート
を元の患者さんの網膜の下に移植するのです。iPS細胞の作成、網膜色素上皮への
分化誘導の方法は確立されています。しかし、網膜色素上皮シートは一層の細胞シ
ートですので、非常に薄く、ふにゃふにゃしていますので、網膜の下にしわになら
ないように貼り付けるのはかなり難しそうです。
 
 この研究は、iPS細胞を用いた臨床研究として日本では最初になります。でも、
なぜ加齢黄斑変性が最初に選ばれたのでしょうか? 理由はいくつかあります。一
つにはiPS細胞から網膜色素上皮に分化誘導させる方法は確立され、研究が進んで
いたことがあげられます。それ以外にも、iPS細胞の安全性は完全には確立されて
いないことを考える必要があります。iPS細胞は増殖する機能がありますので体内
で癌化する恐れがあります。網膜では検眼鏡を使えば移植した細胞を観察すること
ができます。万一、癌化しても、レーザー光凝固や眼球摘出など治療を行うことが
できるため安全性が高いと考えられます。もう一点は、網膜色素上皮シートを作る
ために必要な細胞数が少ないことです。必要な細胞数が少ないとコストも時間も短
縮できます。
 
 しかし、まだまだ課題もあります。今回の研究では網膜色素上皮シートが完成し、
移植できるようになるまで半年以上かかります。移植できるのを待っている間に網
膜の機能が更に低下してしまうと、思ったような効果は得らないかもしれません。
また、網膜色素上皮シートを作成するのには1000万円以上のコストがかかるようで
す。今後、コストダウンが重要になってくるでしょう。まだ研究の第一歩ですので、
一般臨床で患者さんの治療を行うことができるまでには長い道のりがあります。多
くの患者さんの視力が回復される日が早く来ることを期待しましょう。
 
 私は今年の3月に香川大学にやってきました。前任の京都大学ではiPS細胞を用
いた加齢黄斑変性の基礎研究を行ってきました。実際には、患者さんの皮膚組織か
ら作成したiPS細胞から網膜色素上皮を分化誘導させます。そうすると患者さんと
同じ遺伝背景を持った網膜色素上皮を研究室で再現することができるわけです。こ
のような病気を発症しやすい網膜色素上皮ではどのような形態や機能の変化が起き
ているのかを調べることができます。また、この網膜色素上皮に薬剤を作用させる
ことにより細胞の機能を正常にもどすことができれば新しい加齢黄斑変性の予防薬
ができるかもしれません。iPS細胞から作った網膜色素上皮には病態を明らかにす
る、創薬につながるなど、様々な利用方法があります。患者さんに移植するよりも、
このような基礎研究・創薬の方が身近ではあると言えるでしょう。これからも加齢
黄斑変性によって失明する患者さんを減らせることができるように研究を続けてい
きたいと思います。

辻川先生のプロフィールを大学フォト内に掲載していますので、ご覧ください。


◆◇◆◇◆◇⇒《学生VOICE》

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 今月は、学生広報誌「カダイ。」の制作スタッフ学生広報企画委員会チームKU
の佐藤さん、大野さんのレポートをお届けします。
 「カダイ。vol.13」はオープンキャンパスで配布します。お楽しみに。

◇「カダイ。」バックナンバーはこちらからご覧いただけます。
 http://www.kagawa-u.ac.jp/information/public/magazine/

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              ・・・・・ 経済学部経営学科 3年 佐藤 未季

 私たち学生広報企画委員会チームKUは香大生の『?』を『!』にするための広報
誌「カダイ。(かだいまる)」を作っています。これまでカダイ。は年に2回、学
生にとって身近なテーマを設定し発行してきました。企画・取材・原稿を書くまで
すべて学生が行っています。現在男子2名、女子4名の計6名のメンバーで活動し
ています。
 
 中でも印象に残った活動は、2012年11月に発行したカダイ。vol.9での学生のア
ルバイト特集です。香大の内外問わず皆さんに学生のアルバイト事情を知っていた
だくという目的で、バイトを始めたきっかけやプラスになったことなどを学生にイ
ンタビューしたことで、香大生の生活により密着できたと感じています。
 
 今回のカダイ。Vol.13では、香大でガンバる○○の人!というテーマで取材しま
した。女子ラクロス部、農学部のASUS、経済・法学ゼミ連に所属するそれぞれの香
大生と対談を行い、皆さんの熱意を記事にしました。
 
 このように、私たちチームKUは学生目線の広報誌を発行しています。これからも
カダイ。要Checkです!


               ・・・・・ 経済学部経済学科3年 大野 佑輔

 「チームKUに入らなければ、話すこともなかっただろうな」という人が僕にはた
くさんいます。広報誌カダイ。を作成するチームKUに今年6月から加入して、2ヶ月
が経とうとした今、そう思っています。
 
 カダイ。vol.13の作成に向け、取材に走り回っていた中で、多くの出会いがあり
ました。部活・サークルやボランティアなどで活躍する学生さんたちとの出会い。
カフェやうどん屋さんなど、おいしい料理を提供してくださるお店の方との出会い。
取材という機会が無ければ、みなさんと出会い、みなさんの熱い想いや人生につい
てのお話を聴く機会もおそらくなかったのではないかな、と思います。
 
 より多くの人に読んでもらい楽しんでもらう、ということが広報誌の第一義とし
て挙げられるとは思うのですが、今回のカダイ。vol.13の取材では、知らぬ間に僕
自身の興味を満たすこともひとつの目標になっていました。今後も僕自身の「?」
を「!」にしつつ、それを多くのみなさんに発信してさらに多くの「!」が生まれ
るようなカダイ。を作りたいです。そんな、チームKU、カダイ。の応援よろしくお
願いいたします。


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◆◇◆◇◆◇⇒《大学フォト》
今月は、7月2日に行われた「香川大学防災サポートチーム」結成式の様子など
をお届けします。
            
                               
 http://www.kagawa-u.ac.jp/faculty/centers/pro/20144/20147/


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【讃岐弁講座】
 「おいでまい」とは… 「お越しください。」というような意味です。各地で記
録的な大雨をもたらした梅雨も明け、いよいよ夏本番といったところです。
 毎年、猛暑の中開催するオープンキャンパスが今年も近づいてきました。
「暑い中大変やけど、オープンキャンパスにおいでまい。」未来の香大生をお待ち
しています。

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   次回「香川大学メールマガジン」の発行は8月25日(月)です。

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『香川大学メールマガジン』(毎月1回 最終週月曜日発行)
 ・配信中止・配信変更・バックナンバーの閲覧及び、本誌ならびに香川大学
  に関するご意見、ご要望は、以下のホームページからお願いします。
  http://www.kagawa-u.ac.jp/faculty/centers/pro/mailmagazine/
 ・編集/発行:香川大学広報室 〒760-8521 高松市幸町1-1