生徒指導の理論及び方法進路指導及びキャリア教育の理論及び方法

生徒指導・進路指導

毛利 猛              9月24日(土)・9月25日(日)

本講は、学校の教育活動全体を通じて行われる生徒指導、進路指導・キャリア教育の理論と方法について、生徒の社会的な自己実現に関わる様々な「問題」やトピックスを取り上げながら臨床教育学的に考察するものである。この講義を通して、さまざまな生徒指導上の問題の背景、相手と状況に応じた教育的援助のあり方について理解を深めることができる。


教育相談(カウンセリングに関する基礎的な知識を含む。)の理論及び方法

学校教育相談学

 宮前 淳子・宮前 義和              11月26日(土)・12月3日(土)

学校教育相談は,子どもの心理的発達を支える日常的な教育活動の一つです。本科目では,主に思春期における子ども理解に関する理論とそれに基づく心理的援助の方法について学習します。様々な悩みを抱える子どもを対象とした問題解決的な教育相談や,予防・開発的な教育相談の在り方について,事例を挙げながら具体的に考えていきます。また,保護者や関係諸機関との連携について,これまでの実践を振り返りながら考えていきます。


各教科の指導法(情報通信技術の活用を含む。)

英語科教育法概説

 中住 幸治       9月10日(土)・9月11日(日)・9月17日(土)・9月18日(日)

小中高連携による英語科教育を視野に入れ、新学習指導要領の理念及び児童・生徒の言語コミュニケーション能力の発達を踏まえつつ、英語の5領域を個別又は統合的に指導する上で不可欠となる教授法、教材論、指導技術、評価論等について講義を中心としながら一部演習活動を取り入れて英語教育の諸側面を論ずる。演習活動には受講生を児童・生徒に見立ててのマイクロ・ティーチング型活動及び外国語活動の指導実践を通して得た問題意識の共有を前提とするグループ討議を含む。


英語学

英文法概論

 永尾 智           8月24日(水)・8月25日(木)

本講では、英語という言語の成り立ちを考えるという視点で英文法を振り返ります。本年度は、冠詞を絡めた名詞、時制・法などを絡めた動詞を扱う予定です。いずれも、英語の文を成立させる(=コミュニケーションを図るため)に欠かせない要素です。それらについて英語の事象把握観と結び付けながら、「かたちが違えば意味も違う」「かたちは同じだが意味が違う」という側面、ことばと意味の相互関係の諸相を考えることになるでしょう。


英語文学

英米文学史概論

杉田 貴瑞          9月3日(土)・9月4日(日)

本講ではイギリス文学とアメリカ文学の主要作品を取り上げ文学作品の英語に触れて、難解な文学の英語の基礎を理解することが目標の第一です。その際、原文を読む手助けとしてグレイディッド・リーダー版を使用して英語の基本的な構造について理解を深めることで講義の目標に到達する一助とします。また文学作品はその作品が書かれた時代・社会との関連無くしては理解できません。作品の時代・社会背景さらには作家の個性についても概観した上で作品を批判的に読む手法を獲得することも目標の一部です。


英語コミュニケーション

英会話基礎

バテン・ポール     11月6日(日)・11月13日(日)

このクラスでは、会話を始め、維持し、終える際に必要とするスキルや方策についてまず考えてゆく。若い学習者の場合、英語ではどうしたらいいのか?英語を上手く話し、自信を得てゆくための過程は何か?そのプロセスを、教師はどう支援してゆけばいいのか?また、コミュニケーションの方策をどう用いたらいいのかなどの、実践的な例にも焦点をあてる。さらに英語を教える際大切となる、教室英語についても言及したい。


異文化理解

異文化理解

水野 康一           10月22日(土)・10月23日(日)

異文化との接触には、誤解やコンフリクトが避けられない。現代の英語教育では、異文化理解といった知識面のみならず、実際に起こりうる異文化コミュニケーション上の問題に遭遇した際の対処法も教える必要がある。本講習では、異文化コミュニケーションにおける摩擦や誤解の原因について理論的に理解し、異文化に対する適切な態度や実践的コミュニケーション能力を身に付けるにはどうしたらよいかを考える。