令和5年度開設分(認定申請中の予定であり、変更があり得ます。)

学校教育相談学  講師:宮前淳子、宮前 義和 (8月9日、8月10日)

学校教育相談は,子どもの心理的発達を支える日常的な教育活動の一つです。本科目では,主に思春期における子ども理解に関する理論とそれに基づく心理的援助の方法について学習します。様々な悩みを抱える子どもを対象とした問題解決的な教育相談や,予防・開発的な教育相談の在り方について,事例を挙げながら具体的に考えていきます。また,保護者や関係諸機関との連携について,これまでの実践を振り返りながら考えていきます。【オンライン講習】 

英語史概論  講師:永尾 智 (8月21日、8月22日)

ことばには歴史があります。本講では、英語という言語の成り立ちを歴史という視点で考えます。ただし、1500年の歴史を語るには、授業時間が少なすぎますので、本講ではその一部を垣間見るに過ぎませんが、覚えるだけの英単語、覚えるだけの英文でしかなかった英語が違った姿に見えてくるはずです。英語に備わる文化的側面に触れる学習として、ご一緒に英語の歴史を楽しみましょう。今回は、18世紀から19世紀を中心に考察する予定です。【対面講座】 

英語音声学概論  講師:長井 克己 (8月5日、8月6日)

前半は英語の母音と子音の発音する練習を行いつつ、英語音声の仕組み(有声無声、調音位置、調音方法)を正しく理解することを目指します。後半は音と文字の関係(フォニックス),音素と発音記号,強勢とイントネーション,自然な速度での発音の変化(調音結合等)について概観します。時間があれば応用として、コンピュータによる音声の編集や分析について、フリーソフトウェア(audacity,praat)の活用法を紹介したいと思います。【対面講座】 

英語圏児童文学  講師:杉田 貴瑞 (9月9日、9月10日)

本授業では、イギリス文学、アメリカ文学およびカナダ文学のなかから、児童文学と見なせる、The Adventures of Tom Sawyer, The Wonderful Wizard of Oz, Alice's Adventures in Wonderland等の作品を取り上げ、その児童書版やグレイディッド・リーダーと原書とを比較しながら、講読します。また、受講生の更なる英文読書能力および聴解能力の向上に資する、いくつかの有用なウェブサイトを紹介します。【対面・オンライン講習】

英作文基礎   講師:バテン・ポール (9月23日、9月24日)

この授業では、次の4つの点に焦点をあてて行なう。1)子どもたちがどのように書かれたものを読み、書き始めるのか 2)子どもたちに、どのように文字や文を導入したら良いのか、その準備と方策 3)受講者に、eメールや書かれた教材を作成するための、基礎的なライティング・スキルを身につけさせること 4)文字を使った基礎的なゲームなどの紹介である。【対面・オンライン講座】

日英のことばと文化   講師:竹中 龍範 (8月7日、8月8日)

ことばと文化とは不即不離の関係にある。これは言語学習において基本原理として理解しておくべき事項である。この授業では、文化とはなにかを踏まえて、文化が多様であること、及び、異文化間コミュニケーションにおいてはその多様性が反映されることを認識した上、そのうち特に言語文化と呼ばれる領域を取り上げて論ずる。日本文化、英語文化を背景に持つ人々が接触した際に、それぞれの文化がそれぞれの言語、コミュニケーションの場に、どのような形で関わり、現出するかを、小学生にもなじみのある事例を引きながら分析し、これを教材研究に活かす方法を検討する。【対面講座】

異文化コミュニケーション論概説  講師:バテン・ポール (11月4日、11月5日)

本概説では、日本と英語圏の国々(特にニュージーランド)との類似点や相違点などに焦点をあてる。とりわけ若い学習者が多くを学ぶのは、相違点であろう。特に焦点をあてていきたいのは、教育、社会、文化、環境、習慣、礼儀、日本との関係などである。日本人と外国人がスムーズにコミュニケーションをとるためのスキルを身につける練習を行う。【対面・オンライン講座】