令和8年10月12日、香川大学は東京藝術大学との連携のもと、香川大学芸術未来研究場せとうち及び鎌野漁港において、調査船「カラヌス4」お披露目式を開催しました。当日は、多くの来賓や関係者に加え、地域の皆様にもご臨席いただき、暖かな祝福と期待に包まれながら、新たな調査船の門出をともに祝いました。
式典では、香川大学の上田夏生学長、東京藝術大学の日比野克彦学長による主催者挨拶に続き、香川県知事の池田豊人様、日本学術振興会基盤支援部長の多田典史様からご祝辞をいただきました。
その後、建造から進水までの歩みや、庵治小学校等の地域の子どもたちが参加したペイントワークショップの様子を映像で紹介しました。続いて、香川大学瀬戸内圏研究センター及び東京藝術大学の関係者から、本船の特徴や今後の活用構想について説明が行われ、アートとサイエンスの共創によって瀬戸内海の未来を切り拓く「カラヌス4」の取組が紹介されました。
屋外会場では、来賓や関係者によるテープカットが行われ、「カラヌス4」の完成を祝いました。さらに、プロのトランペット奏者による祝賀演奏が青空の下に響き渡り、会場に華やぎを添えました。また、地域の子どもたちが制作に参加した船体アートの仕上げとして、池田知事、日比野学長及び上田学長による最後のペインティングが行われ、地域と大学がともに創り上げた船体が完成しました。
また、東京藝術大学から香川大学へ寄贈された2枚の旗が船尾に掲揚されるとともに、地元鎌野の漁師の皆様が大漁旗を掲げた漁船で併走し、「カラヌス4」の船出を温かく祝福しました。色鮮やかな旗が瀬戸内の海風にはためく光景は、地域の歓迎と期待を象徴するものとなりました。その後、来賓を乗せた記念航行や船内見学会が実施され、多くの参加者が新たな調査船に親しみ、その未来に思いを馳せました。
「カラヌス4」は、半世紀にわたり瀬戸内海を見つめ続けてきた香川大学の研究・教育活動をさらに発展させるとともに、東京藝術大学との連携をはじめ、多様な分野や地域社会との共創を推進する新たな拠点として活用されます。今後、本船を通じてアートとサイエンスを融合した教育研究活動を展開し、瀬戸内海の未来につながる新たな価値の創造に取り組んでまいります。そして、「カラヌス4」が人と人、地域と大学をつなぐ架け橋として、新たな可能性を乗せながら未来へ航海を続けていくことが期待されます。
2026年10月23日










