香川大学は、廃藩置県における香川県独立に尽力した中野武営に関する資料・情報が適切に保管され、いつでも閲覧できる拠点づくりに寄与することを目的として、公益財団法人松平公益会(理事長:佐伯勉)と令和4年4月に連携協力に関する覚書を締結しました。
これまで、本覚書に基づき、イノベーションデザイン研究所プロジェクトリーダーの國枝孝之准教授を中心に、文化の継承と新たなサービス価値の創出を目指し、散在する書物や写真をデータ化して時代背景や人々の暮らしなどを時空間にアーカイブする「時空間デジタルアーカイブ事業(以下参照)」に約2年半にわたり取り組んできました。
そしてこの度、中野武営の功績を称えて高松市の玉藻公園などで開かれる「ブエイ祭り」において、「香川・時空間デジタルアーカイブ」を公開する運びとなりました。
1.日時 令和6年10月6日(日)11:30~15:00
2.場所 史跡高松城跡(高松市立玉藻公園)披雲閣 杉の間(北側)
(香川県高松市玉藻町2番1号)
※当日は、無料開放(予定)
3.実施責任者 香川大学イノベーションデザイン研究所 國枝 孝之 准教授
(香川大学 創造工学部創造工学科 造形・メディアデザインコース担当)
【時空間デジタルアーカイブとは】
デジタルアーカイブでは単に資料を収蔵するだけでなく、収蔵した情報を多面的に利活用できる仕組み、たとえば、資料の作られた時代や場所を他の資料と合わせて追体験することなどが求められています。そして、時空間の中にさまざまなコンテンツを配置し、人物の生涯や事象の流れを一つの 「スレッド(糸)」 として表現し、その軌跡を単に時系列(時間)に閲覧するだけでなく、その舞台となった時代(時間)と場所 (空間)を合わせて追体験(閲覧)できる仕組みを構築したのが時空間デジタルアーカイブです。ライフヒストリーの中からは様々な時代の様々な場所の時層マップへ移動することができます(別添チラシ参照)。
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