近年、香川県内ではニセ警察詐欺やSNS型投資詐欺、ロマンス詐欺など、インターネットを利用した犯罪被害が増加しています。特に新社会人を含む若年層が被害に遭うケースが深刻化する中、企業における情報モラル教育や、リスクを正しく理解した上でのIT活用スキルの向上が求められています。
こうした状況を受け、サイバー防犯ボランティアSETOKUは、2026年7月11日にトヨタカローラ香川株式会社で、入社1年目・2年目の社員22名を対象とした情報セキュリティ研修を実施しました。企業向けの研修としては、今回が初めての開催となります。
研修では、創造工学部造形・メディアデザインコースの4年生と香川県警察本部が共同でブラッシュアップした「ニセ警察詐欺仮想被害体験ツール」や、SETOKUメンバーが作成したオリジナルの研修教材を使用しました。参加者はグループ討議を交えながら、最新の特殊詐欺の手口や生成AIの利便性とリスクなどについて理解を深めました。
参加した新入社員からは、「偽サイトの完成度が高く、本物だと思ってしまいそうだった」「LINEを利用した特殊詐欺の疑似体験が印象に残った」といった感想が寄せられました。一方で、「メッセージに書かれたリンクの真偽を見分けるのは難しい」との声もあり、身近な場面に潜む危険性を再認識する機会となりました。
講師を務めた学生からは、「緊張したが、社員の皆さんが積極的に意見を出してくださり、良い研修になった」「大学生が企業研修を担当するという貴重な経験を通じて、企画運営やチームマネジメントについて多くを学ぶことができた」といった声が聞かれました。
SETOKUは今後もトヨタカローラ香川株式会社との連携を深めるとともに、企業や地域団体など新たな活動の場の開拓にも取り組んでいきます。幅広い世代を対象とした情報セキュリティ啓発活動を通じて、地域社会の安全・安心に貢献していきます。
参加学生:
教育学部 : 藤原 慈丈、香川 綾音、黒﨑 和奏、守屋 啓汰
創造工学部 : 佐藤 璃音、永江 秀羽、田宮 遥奈、松島 祈吹、池田 晃斗、武井 佑姫歩




