香川大学は、12月6日~1月31日に全4回の構成で香川県の農業・農村に関する専門的な知識と理解を備えた人材を育成することを目的としたリカレント専門講座を開講しました。
   この専門講座は、香川大学の地域貢献の拠点の一つである「地域人材共創センター」がこれからの共生社会に貢献しうる地域人材育成を果たすべく、地域との共創による取り組みとして企画・提供する社会人向けのリカレントプログラムです。
   香川県の農業・農村の未来は決して明るいものでなく、農業は後継者が少なく、耕作放棄地も増加し、農村での少子化・高齢化が進行しています。本プログラムはそのような課題を抱える中で、地域活性化、グリーンツーリズム、農泊に精通した香川大学経済学部の原 直行教授が中心となりコーディネートしました。
   様々な対策・解決策を講じている香川県やJA香川県の職員を講師に招き、現状と課題、施策を学んだ上で農業・農村の未来を考えディスカッションを行うことで知識の定着と認識を深めるもので、香川大学と包括連携協定を締結しているJAグループ香川との連携事業として取り組み、講座の受講料は2万4千円と高めですが、JA香川県の准組合員、地域おこし協力隊、町役場職員、大学教員、新規就農予定者、農業自営者など様々な業態から応募がありました。
   同講座は、第1回はJA香川県代表理事理事長の村川 進氏の講義、第2回は香川県農政水産部農業経営課長の岡崎 力氏の講義、第3回は坂出園芸センター集荷場所長の勝亦英司氏による実地研修、新規就農4年目の木下英治氏を講師に迎えた講義があり、各回とも講師を交えて受講生によるグループディスカッションを行いました。最終回の第4回講義では、講座を受けた受講生の一人一人が私の応援団宣言として決意を表明して閉会としました。

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講義の様子(原経済学部教授)

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私の応援団宣言を行う受講生