香川大学情報化推進統合拠点サイバーセキュリティセンター平野敏範客員研究員がサイバーセキュリティ業界の発展に貢献した個人・団体を称える「GMO Cybersecurity Awards 2026」にてサイバー犯罪対策功労賞を受賞しました。国立大学として初の受賞となる快挙です。
 受賞理由として、LINEプラットフォームを活用した実践的なサイバー防犯教育の実現、技術教育と防犯意識の向上を同時に実現、セキュリティ業界の人材不足という課題に新たな解決策を示された点が高く評価されました。
 近年、警察官を名乗る「オレオレ詐欺」や、SNSを利用した投資・ロマンス詐欺、いわゆる闇バイトの勧誘など、特殊詐欺の手口がますます巧妙化し、深刻な被害が相次いでいます。
 香川大学情報化推進統合拠点サイバーセキュリティセンターでは、こうした被害を未然に防ぐため、LINE上で詐欺の手口を“仮想体験”できる新たな防犯ツールを開発しました。
 本ツールは、大阪府警察本部と共同で、警察官を装ったオレオレ詐欺への対策として開発したものです。また、SNS型投資・ロマンス詐欺に対応したツールについては、大阪府立都島工業高校と大阪府警察本部が連携して開発し、当センターの平野客員研究員が技術面のサポートおよび協力を行いました。現在、このツールは全国の20を超える都道府県警察にて活用されており利用者数はのべ3万人を超えています。
 表彰された平野客員研究員は、「ともに開発を進めるなかで、技術だけを伝えるのではなく、合わせて防犯教室も行ってきたことで、高校生のサイバーに関する意識の向上もはかることができた。今後も、サイバー防犯教育、技術教育並びに防犯意識の向上を高めて、セキュリティ業界の人材不足という課題を解決できるよう尽力していきたい」と喜びを語りました。

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受賞者との記念撮影
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受賞の喜びを語る平野研究員

参考URL
【警察・高校と連携】詐欺被害防止のための仮想体験ツールの開発・展開
https://csc.kagawa-u.ac.jp/activities/anti-scam_sim/

香川大学 情報化推進統合拠点 サイバーセキュリティセンターについて
サイバーセキュリティセンターは、香川大学におけるサイバーセキュリティの確保を使命とし、学内で発生したサイバーセキュリティインシデントを速やかに把握し、被害拡大の防止、復旧対応、再発防止策を適切に実施することで、教育・研究活動および大学運営を強力に支えています。また、サイバーセキュリティ分野における研究と教育にも取り組み、その発展に寄与することを目的としています。
GMO Cybersecurity Awardについて
サイバーセキュリティ業界の発展に貢献した個人・団体を称える表彰式です。
「安心・安全なインターネット」の提供を掲げるGMOインターネットグループが、
独自の基準で選考し、未来のデジタル社会を守るリーダーたちの取り組みを称えます。

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◆お問い合わせ先 
香川大学 情報セキュリティアドバイザー(CISOアドバイザー)
情報化推進統合拠点 サイバーセキュリティセンター長
後藤田 中 gotoda.naka@kagawa-u.ac.jp
情報化推進統合拠点 サイバーセキュリティセンター
竹原 一駿 takehara.ichitoshi@kagawa-u.ac.jp
情報化推進統合拠点 サイバーセキュリティセンター
        客員研究員
 平野 敏範 hirano.toshinori@kagawa-u.ac.jp