令和7年6月20日(金)(大安)、本年1月に建造契約を締結した新造調査船「カラヌス4」の起工式を広島県尾道市の瀬戸内クラフト株式会社様において、執り行いました。この新造調査船は、計画総トン数19トン、18.76×4.30×1.50 (m)の軽合金製で、現行調査船「カラヌス3」の後継となります。
午前11時から始まった起工式には、東京藝術大学から橋本 和幸美術学部長、井上 裕史特任准教授、建造監督業務をご担当いただく大屋設計 大屋 弘様、香川大学から国分 伸二理事・副学長(財務・施設・産官学連携担当)、一見 和彦瀬戸内圏研究センター長、間瀬 朋成特命助教ら6名が造船所関係者と共に式典に出席し、宮司様のお導きのもと、玉串奉奠をはじめとする神事を厳かに執り行い、工事の安全を祈願いたしました。これにより、新造調査船「カラヌス4」は本格的な建造ステップへ進むこととなり、令和8年9月末の完成を目指します。
今回の新造調査船「カラヌス4」は、香川大学の瀬戸内圏研究にとって大きな一歩となることが期待されています。安全性及び環境性能のすべてに優れた船体構造及び機能を備えるとともに、最新の観測機器等を搭載し、アート分野にも活用可能な要素を備えることにより、東京藝術大学と推進している「科学×アート」による創発や瀬戸内圏の諸課題を解決する調査・研究発展へ繋げます。これからの展開に、どうぞご期待ください。
2025年06月25日