― 今注目のセキュリティ技術を実践的に学ぶ ―

 IPAの定める情報セキュリティ10大脅威に2019年から8年連続で「フィッシングによる個人情報等の搾取」が挙げられており、技術者だけでなく市民目線でも正確な情報を見抜く力が求められています。
 CTFコンテストとは、情報セキュリティ分野での知識や技術を駆使して隠された答えを見つけ出す競技です。今回の競技では120分の競技時間内に出題された34問を早く解き、スコアを競います。正解を導き出すために、コンピュータの知識・技術のほか、柔軟な発想や情報を探し出す能力も必要になります。
 本イベントはこれまで継続的に開催しており、第3回(2024年12月14日)では香川高等専門学校の学生が加わりました。第4回(2026年3月14日)となる今回は、サイバー防犯ボランティア「KC3」(熊本県)と「Cykut」(高知県)も加わり、Teamsを用いて香川大学、熊本学園大学、高知工科大学の3会場で連携して実施しました。また出題内容は、香川県警察、トレンドマイクロ株式会社、株式会社STNet、穴吹コンピュータカレッジ、香川大学 創造工学部の橋本正樹准教授、香川大学サイバー防犯ボランティア「SETOKU」の佐藤璃音さんが制作しました。

 成績優秀者として以下の3名を公表させていただきます。
  1位: 遠藤 幸太郎さん(香川大学 創造工学部 3年生)
  2位: 蓮井 宏規さん  (香川大学 創造工学部 4年生)
  3位: 坂東 恭幸さん (香川大学 創発科学研究科 1年生)

 また各会場の最高得点者は,熊本学園大学会場では伊藤 快晴さん (東海大学 文理融合学部人間情報工学科 2年生),高知工科大学会場では中瀬 宙さん (高知工科大学 情報学群コンピュータサイエンス専攻)でした。
 競技の後に、サイバー防犯ボランティアがそれぞれの団体の活動報告を行いました。SETOKUは副代表 藤原慈丈さん、KC3は入江悠香さん、吉田叶翔さん、中村光里さん、Cykutは山本一真さんが行いました。
 競技終了後には出題者による解説があり、その後の講評では、香川大学 サイバーセキュリティセンター副センター長 竹原一駿教員からは「セキュリティの面白さの裏側には、必ず情報工学の基礎があります。その基礎が身につくほど、見える景色が変わってきます。」、熊本学園大学の得重先生からは「こだわり抜くだけではなく、全体を俯瞰して次の一手を持つという柔軟さが可能性を広げていきます。」、高知工科大学の吉田先生からは「CTFの面白さを広めて、今後も周りを巻き込んでほしい。」という講評と、培った情報セキュリティの力が自分や周りの人の安心安全な生活に導くために活用できるよう、参加者が理解を深める機会になりました。
 今年の意見交換会は、それぞれの会場で個別に実施いたしました。香川大学会場では、香川県警、トレンドマイクロ株式会社、株式会社STNetさんから就職や問題作成に関するアドバイスが行われました。また、学生からの質問に応じて活発かつ和やかな雰囲気の中で行われました。