令和2年に、再犯防止のための活動や勉強会をすることを目的として発足した香川大学の学生団体「さぬき再犯防止プロジェクト(Prevent Re Offense Sanuki略してPROS)」では、受刑者を含む多様な人々を受け入れることで、誰もが生きやすい社会を作るために受刑経験者などの「居場所と出番」をつくる活動をしています。
 受刑者の中には、犯罪を繰り返し、何度も刑務所に入る人がいます。そのような場合、「本人が反省していないからだ。」といった考えを持つ人もいます。しかし、再犯に至る背景には社会的孤立や貧困など、その人が抱える「生きづらさ」があり、出所者が社会に復帰し、「生き直し」をするための「居場所と出番」が重要であるといわれています。
 そこで今回は、「孤立させない社会へ―再出発を支える地域づくり―」をテーマに、NPO法人「抱樸」(旧北九州ホームレス支援機構)の理事長である奥田知志氏をお迎えしてご講演をいただくほか、再犯者が抱える「生きづらさ」に目を向け、犯罪をしてしまう人に対する誤解や偏見について考えるパネルディスカッションをあわせたシンポジウムを企画しました。
 本年6月1日の拘禁刑の導入に伴い、刑罰の仕組みが大きく変わろうとしている現在、これからの社会を担っていく私たちが、誰もが生きやすい社会にするためにできることを考えます。

日   時  : 令和7年7月21日(月・祝)16:30~19:00(受付開始16:00)
会   場  : 高松市幸町2番1号 香川大学南キャンパス内
参加費 : 無料(※事前申し込み必須 下記参照)
第一部 講演 「ひとりにしないという支援-再犯防止と伴走型支援-」
        講師 奥田 知志氏 (NPO法人「抱樸」(旧北九州ホームレス支援機構)理事長)
第二部 パネルディスカッション
               登壇者 奥田 知志氏、PROS学生
          司会 川村 圭氏(高松市障がい者機関相談支援センター中核拠点センター長)

参加申し込み : 事前予約制のため下記のQRコードより
        7月1日(火)までにお申し込みください。

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◆お問い合わせ先 
香川大学法学部 平野美紀研究室
E-Mail:preventreoffensesanuki@gmail.com
TEL :087-832-1716