香川大学博物館では、2015(平成27)年度から毎年度、香川県内高等学校の自然科学部に所属する生徒および顧問教員などを対象として、香川大学の教員および研究室学生の指導・補助のもとで野外実習を行っています。大学の教育・研究レベルのフィールドワーク体験を提供し、香川大学の自然史研究に係るフィールド教育・研究への理解を図り、さらには各学部への受験を促すことを目的とした野外実習を屋島周辺や小豆島で実施しており、屋島での過去8年間の参加は、延べ66校、生徒382名、教員90名にのぼります。
 今年度も、屋島周辺でのフィールドワークを下記の通り実施します。小雨決行ですが、雨天・荒天の場合は、さぬき市雨滝自然科学館および天体望遠鏡博物館を見学します。

日 時:令和5年11月11日(土)9:30〜15:00
場 所:屋島周辺(長崎の鼻〜北嶺〜屋島北嶺千間堂広場〜屋島山上駐車場)
講 師:
【地形・地質班】寺林 優(博物館長・創造工学部教授)、野々村敦子(創造工学部教授)、研究室学生2名
【昆虫班】伊藤文紀(博物館副館長・農学部教授)、研究室学生4名
【草本班】篠原 渉(博物館副館長・教育学部准教授)、研究室学生2名
【樹木班】小宅由似(創造工学部助教)、研究室学生2名
内 容:
【地形・地質班】露頭で岩石を観察し、走向傾斜の測定方法、地質と地形の関係を学ぶ。
【昆虫班】アリ類を採集し、アリの同定(名前調べ)方法、アリ相の特徴を学ぶ。
【草本班】草本を観察し、見分け方、地質や地形および地理的分布の特徴を学ぶ。
【樹木班】樹木や森林を観察し、樹木の見分け方、森林の階層構造や植生の特徴を学ぶ。
参加校:
高松東高等学校(生徒10名・教員1名)、香川中央高等学校(生徒10名・教員2名)、
高松第一高等学校(生徒8名・教員1名)、高松高等学校(生徒6名・教員2名)、
丸亀城西高等学校(生徒1名・教員1名)、丸亀高等学校(生徒3名・教員2名)、
観音寺第一高等学校(生徒11名・教員1名)
生徒49名・教員10名、計59名

※昨年度の実施報告は、下記に掲載されています。
https://www.museum.kagawa-u.ac.jp/event/R4/R4(2022)yashima.pdf

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■お問い合わせ先
香川大学博物館
TEL:087-832-1300
e-mail:museum@kagawa-u.ac.jp