香川大学教育学部守田逸人ゼミ〈日本中世史〉では、農学部附属農場(諸隈正裕准教授〈作物栽培学〉)と連携し、2023年度から学生の卒業論文制作活動の一環として、日本中世の技術水準に則った稲作(水稲・陸稲)の実験活動をはじめました。

  種子は、9世紀の木簡史料(山形県上高田遺跡出土)に現れる品種「あぜこし」等、 中世以前の史料に出現する品種3種を用い、農作業は日本農業技術史研究の成果に学びながら、田起こしから刈取に至る行程において動力機や化学肥料・農薬も使用しない環境下で行っています。一連の行程で、必要となる労働力・肥料等の集計、イネの科学分析や収穫したコメの成分分析を行ってそれぞれの特徴を詳らかにし、前近代の農業形態を見直すとともに、持続可能な社会について考えていきます。

  今回は、水田で栽培した品種「あぜこし」・「しろいね」の刈取とイネの乾燥を促すはざ掛け作業を行います。

日時:令和5(2023)年10月18日(水)13:30~16:00頃

場所:香川大学農学部附属農場(香川県さぬき市昭和300-2)

内容:学生によるイネの刈取、はざ掛け

実施:香川大学教育学部学校教育教員養成課程 社会領域学部生

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