香川大学教育学部守田逸人ゼミ〈日本中世史〉では、農学部附属農場(諸隈正裕教授〈作物栽培学〉)と連携し、2023年度から学生の卒業論文制作活動の一環として、日本中世の技術水準に則った稲作(水稲・陸稲)の実験活動をはじめました。

種子は、9世紀の木簡史料(山形県上高田遺跡出土)に現れる品種「あぜこし」をはじめ、中世以前の史料に出現する品種3種を用い、農作業は日本農業技術史研究の成果に学びながら、田起こしから収穫に至る全ての行程において動力機を使用せず、化学肥料・農薬も使用しない環境下で稲作を行います。一連の行程で、必要となる労働力・肥料等の実際と土壌環境の科学分析を行い、前近代の農業形態を見直すとともに、持続可能な社会について考えていきます。

今回は、水田への田植え、陸田への種まきを行います。水田への田植えは、近年まで讃岐地域に遺された田植え唄とともに、早乙女が行います!!

つきましては、是非取材くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

日 時 : 令和5(2023)年5月29日(月)13:30~15:00

場 所 : 香川大学農学部附属農場(香川県さぬき市昭和300-2)

内 容 : 早乙女による水田への田植え、および陸田への種まき      

実 施 : 香川大学教育学部学校教育教員養成課程 社会領域学部生

 

お問い合わせ先
香川大学教育学部教授 守田 逸人
TEL : 087-832-1436
E-mail:morita.hayato@kagawa-u.ac.jp

※上記不在の場合
香川大学幸町地区統合事務センター事務課
(北キャンパス担当) TEL : 087-832-1405