令和4年9月9日(金)、10日(土)、香川大学イノベーションデザイン研究所シンポジウムを開催しました。

   1日目は、「交通シミュレーション・シミュレータ活用研究会」と題して行いました。佛圓哲郎イノベーションデザイン研究所・統括ディレクターの開会の挨拶に始まり、国内の研究所や大学の研究者及び本学学生8名による、シミュレーション・シミュレータを用いた先進的な研究開発事例の紹介がありました。参加者は、シミュレーション・シミュレータを活用して行うことのできる、独創的で有用性の高く、産学連携で実施可能な研究テーマの在り方について、見識を深めました。
   2日目は、「モビリティ・ICT・教育を繋げるココロミ」と題して行いました。電動キックボードシミュレータなどの多様なシミュレータの体験・見学会のあと、筧善行学長(併イノベーションデザイン研究所長)の挨拶に始まり、様々な取り組みを行っている国内の研究者7名による、モビリティ×ICT×教育という新たな視点での講演を行いました。特に、「窓」※を使った手話通訳を行うなど、画期的な試みも行われました。
   今回のシンポジウムは、オンライン配信による参加を含め、2日間で延べ150人以上の方々に参加いただき、参加者間のネットワーキングの機会にもなりました。
   イノベーションの創出にあたっては、異なった資質や背景を有する者同士が出会うことが重要です。このシンポジウムが、新たな出会いのきっかけとなり、新たなイノベーションデザインを生み出すことが望まれます。
※ソニーが、開発したテレプレゼンスシステム