この企画について
この企画は、東京大学先端科学技術研究センターの中邑賢龍教授が監修したプログラムを履修した全国の質問好きの子どもたちが、地域の特産品の生産者を取材し、その音声の展示とともに地域の物産を販売するものです。
そこに本校の6年生の児童3名が記者として取材しました(全国で6名)。子ども記者は中川了今さん、前場奏さん、松川乃々楓さんの3名です。この3名は10月から、心理学の専門家や広告の専門家から、オンラインで事前学習、授業とインタビューの練習等を受けてきました。そして、実際に生産者にインタビューをするという活動を行いました。
素朴で意外な子どもたちの質問は、改めて私たちにいろいろな気付きを与えてくれました。ただモノを買うのではない。ただモノを食べるのではない。「生産のプロセス」を学べば、食べることはもっと楽しくなるはずです。本校の取り組んでいる非認知能力の育成と大きく関わるものです。そして、それはサスティナブルな社会へとつながる最初の一歩でもあるのではないかと思います。
今回取材したのは、釧路町、行方市、松前町です。これらの町は、魅力的な農作物や海産物に代表される地域であることに加え、太陽や風といった地域資源を活用した再生可能エネルギーにより新たな産業の創出とサスティナブルな社会の実現に取り組んでいる自治体です。
米も、野菜も、魚も、肉も。都市を生きる私たちは、モノをつくり、収穫し、流通するという「プロセス」を感じにくくなっているなか、これらの自治体への取材を通して、地域に触れ、改めてモノづくりを考えることにつながればと思います。

  • 報道関係者からのお問い合わせ先 
    香川大学 教育学部 附属坂出小学校 副校長 藪内雅昭
    TEL:0877-46-2692
    E-mail:yabuuchi.masaaki@kagawa-u.ac.jp