本学と香川県警察本部は、令和2年3月10日、包括的連携・協力に関する協定を締結し「安全・安心な地域社会の実現」を達成するための様々な取組みを実施しています。
その一つとして、那須修香川県警本部長による講義を実施します。

<全学共通科目・主題B>

1 令和3年4月27日(火)2校時(10:30~12:00)、幸町キャンパス北4号館1F411教室
2 対面授業 ※対面授業が困難な状況の場合はオンライン
3 講義名:「AIと法―自動運転車事故責任を中心に―」第3回
「交通指導取締り、交通事故事件捜査及びAIをめぐる法改正の現状」
昨年、香川県では人口10万人当たりの死者数換算で全国最多となり交通マナーの向上が求められていることから、交通指導の取締りや交通事故事件捜査及び受傷事故防止対策の現状について講義する。
4 受講者:全学部の1年生を中心に約80名


<全学共通科目・大学入門ゼミ(創造工学部)>
1 令和3年4月28日(水)2校時、3校時、創造工学部3301講義室
2 対面授業 ※対面授業が困難な状況の場合はオンライン
3 講義名:「大学入門ゼミ(創造工学部)」第3回 -理系の知識を用いた交通事故捜査-
(1)警察捜査における物理学
➀スリップ痕の長さから求められる車両の速度
➁運動量保存の法則、車体の変形状況から求められる車両の衝突速度
③危険運転致死傷罪の成立
ア.制限速度及び限界旋回速度との関係
イ.横断勾配がある場合の限界旋回速度
(2)警察業務における理系学生の活躍の場
➀交通工学部門
➁情報分析・解析部門
交通事故事件捜査では、車両の速度が有罪と無罪の分岐点となることも多く、その速度計算に当たっては物理学の知識が必須となる。創造工学部の学生が日々学んでいる物理学等の理系知識が、警察業務において実際どのように役に立つのか、理系基礎知識を用いた交通捜査(車両と速度の関係等)について説明する。
また、警察業務は法学部等の文系イメージが強いが、実は理系の知識を活かせるフィールドが多々あることをアピールし、理系学生に、就職の選択肢の一つとして警察官・警察職員を一考願いたい。
4 受講者: 香川大学創造工学部1年生を中心に各校時約170名


【お問い合わせ先】 
<全学共通科目・主題B>
香川大学法学部教授 肥塚肇雄 TEL/FAX:087-832-1730(研究室)
E-mail:koezuka.tadao@kagawa-u.ac.jp
※上記不在の場合 香川大学 資料室 TEL:087-832-1744

<全学共通科目・大学入門ゼミ(創造工学部)>
香川大学創造工学部学務係  TEL:087-864-2015
E-mail:kogakum4@kagawa-u.ac.jp