令和2年春の叙勲において、長年にわたる教育研究への功績と我が国の学術振興の
発展に寄与された本学名誉教授が瑞宝中綬章を受章されました。
謹んでお祝い申しあげます。

香川大学関係の受章者は以下の方です。

■瑞宝中綬章 受章者

 安部 陽一 名誉教授(元香川大学教授) 

 山口 博幸 名誉教授(元香川大学教授) 

【受章者略歴】

■安部陽一 氏

安部陽一氏は、昭和16年1月23日に大阪府に生まれ、昭和40年3月に大阪市立大学医学部を卒業後、昭和41年4月より大阪市立大学大学院医学研究科博士課程に入学した。昭和43年9月には米国エモリー大学医学部薬理学教室に研究員として留学したのち、昭和46年4月に大阪市立大学医学部薬理学講座に助手として採用され、翌年3月には医学博士を取得し、昭和48年10月には同講座の助教授、昭和56年4月より香川医科大学薬理学講座教授に就任した。昭和61年4月より香川医科大学大学院医学研究科担当、平成12年4月より平成15年9月まで香川医科大学附属図書館長を併任、平成15年10月には統合により、香川大学教授となり、平成18年3月定年により退職した。退職後はオリーブ高松メディカルクリニック(旧NTT西日本高松病院)の治験センター長に就任し、現在に至る。平成18年4月、同人の永年に渡る功績に対して香川大学名誉教授の称号が授与され今日に至っている。

■山口博幸 氏

山口博幸氏は、昭和15年4月20日に長崎県で生まれ、昭和44年3月に神戸大学大学院経営学研究科修士課程を修了し、同年4月香川大学経済学部助手として香川大学に着任した。昭和45年6月には、香川大学経済学部講師になり、同年10月から教壇に立ち、昭和48年7月には香川大学助教授に、昭和58年8月には香川大学教授に昇任し、平成14年4月から平成15年9月まで大学教育開発センター長を併任し、平成16年3月定年により退職した。この間、香川大学経済学部においては35年間、岡山商科大学においては9年間にわたり、労務管理および人的資源管理の研究教育に多大の貢献があり、同人の永年に渡る功績に対して、平成16年4月に香川大学、平成28年4月に岡山商科大学から名誉教授の称号が授与され、今日に至っている。