公益社団法人日本地震学会は、優れた技術開発および研究基盤構築により地震学に重要な貢献をした個人または団体を「日本地震学会技術開発賞」として表彰しています。

金田義行特任教授ら受賞団体が開発した「地震・津波観測監視システム(DONET)」は、世界的にみても最先端かつ最高度の海底観測ネットワークであると認められたこと、運用直後から、その高精度の観測技術を利用した地震学への顕著な科学的成果も出てきていること、またその観測データが地方自治体やライフライン事業者等へも配信され、早期津波対策や避難誘導、安全対策等で活用されていることなどから、受賞が決まりました。授賞式は、10月25日(水)に2017年度日本地震学会秋季大会において行われました。

【日本地震学会技術開発賞】
・授賞対象功績名:「地震・津波観測監視システム」の開発と地震学分野への貢献
・受賞団体:川口勝義,高橋成実,金田義行 及びDONET開発チーム*
(DONET開発チーム* 荒木英一郎,横引貴史,崔鎭圭,松本浩幸,西田周平,木村俊則,大木健,町田祐弥,馬場俊孝,末木健太朗,神谷眞一郎,鈴木健介,有吉慶介,中野優,中村武史)

なお、受賞の詳細は下記URLのとおりです。
http://www.zisin.jp/awards/zisin_technology03.html