香川大学農学部では、平成29年8月21日から、今年度で7回目となる「食の安全・機能解析教育の体験型ショートステイプログラム」を開始しました。このプログラムでは、東南アジアを中心とした国々からの11ヵ国18大学の大学生・大学院生(マレーシア1名、台湾1名、中国4名、タイ6名、インドネシア3名、ベトナム3名、トルコ 1名、アメリカ1名、イギリス1名、ブラジル2名、フィリピン1名、ブルネイ1名の合計25名)に世界で最も信頼性の高い日本の食の安全や伝統食品の加工方法等を紹介します。期間は8月21日から9月21日までの32日間です。今回参加している学生の大半は、日本学生支援機構(JASSO)の海外留学支援制度(採択課題「食の安全・機能解析教育に関する東南アジア等の大学間体験学習型プログラム」)から支援を受けて来日しています。留学生たちは滞在中、香川大学農学部の日本人学生や教員と研究交流を行うほか、株式会社ハレルヤ(徳島市)や大塚製薬(徳島市)の工場見学、さぬきうどんの製造実習、小豆島町での食品産業(醤油、オリーブ、佃煮、そうめんなど)の見学、希少糖に関する講義と希少糖を使ったアイスクリームの製造実習、食品安全分析学の講義と実習など、実践的な研修を受けます。

  また、初級日本語の講義、三木町ほか香川県内の一般家庭でのホームステイや着物の着付けなども体験して日本文化についても学びます。今回のプログラムにより、農学や食品分野での研究交流および文化交流の一層の推進が期待されます。