12月17日、東南アジア3カ国(フィリピン、インドネシア、マレーシア)の防災関係の研究者6名が本学を訪問し、危機管理研究センターで同センターやインターナショナルオフィスの教員らと各国の防災の取組みに関する意見交換を行ったほか、センターに設置されている3次元バーチャルリアリティを用いた訓練システムを体験しました。

訪問団の一人、インドネシアのスマトラ島アチェ州にあるシアクアラ大学津波防災研究センターのスハダ・アリエフ研究員は、「(2004年のスマトラ島沖地震津波以降)アチェでも防災教育が浸透し始めたが、日本の防災教育と比べると歴史が浅い。香川県で行われている防災の研究・教育活動の例を聞いて、何が有効で、何が有効でないかを考えるよいきっかけとなった」と話しました。

今回の視察・意見交換は、日本学術振興会の研究拠点形成事業「アジアの防災コミュニティ形成のための研究者・実務者・情報の総合型ネットワーク拠点」の一環として実施されました。