香川大学と富士通㈱との共同研究「特別な支援を必要とする子どもたちへの携帯電話活用」で、共同開発した携帯電話「発達障がい(自閉症・学習障がい)と「知的障がいのある特別な支援を必要とする子どもたちの生活・学習をサポートする特別支援携帯アプリ」において、ドイツの「universal design award 2011」を受賞しました。このアプリケーションは、世界最大のIT見本市「CeBIT」にて展示されます。
「universal design award」は、ドイツのユニバーサルデザイン協会(universal design e.V.)及びその事業運営企業であるユニバーサルデザイン有限会社(universal design GmbH)が主催する国際的なユニバーサルデザイン賞で、2008年に設立されたものです。
この賞には、富士通株式会社が代表でエントリーしていました。実証実験において共同研究を行った点についてもPRを行い、受賞することができました。

今回受賞した「特別支援携帯アプリ(「タイマー」・「絵カード」・「筆順」)」は、特別な支援を必要とする子どもたちと、その指導者や保護者などを対象にした生活・学習をサポートする携帯電話用アプリケーションです。
このアプリは富士通株式会社が開発し、教育学部(坂井、宮崎研究室)と共同で、2010年5月から9月まで、生活・学習支援の有効性について実証実験を行い、機能や操作性を改善して2010年10月から無償で公開しているものです。公開から約4ヶ月間で約2万本がダウンロードされています。
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