2022年1月26日(水)に、インターナショナルオフィス主催セミナー「グローバル・インスピレーション・イニシアティブ」を経済学部講義「エコツーリズム論」とのコラボ企画としてハイブリッド形式で開催し、本学の学生・教職員約100名の参加がありました。
 本イベントは、留学を経験した学生からの体験報告と、グローバルに活躍されている方の知見に触れることを通して、学生がグローバルな視点から学修やキャリア形成を考える機会を提供することを目的としています。
「留学体験談」では、ヴルカヌスプログラムで2022年4月からインターンシップ留学を予定している学生(工学研究科2年 村林真衣さん)から、学部生時代のドイツ留学での経験や反省点、それを踏まえて帰国後に取り組んできたこと、ヴルカヌスプログラムへの応募を通して得た知見等について発表がありました。発表の最後に、実はオミクロン株の感染拡大のために、4月からの留学予定が半年延期となり、期間も半分に短縮されることになったことが話されました。そのような状況を踏まえ、「留学を単なる経験として終わらせるのではなく活かすこと、コロナ禍で海外留学ができない時期には、今できること・やるべきことを一生懸命に」とのメッセージには訴えるものがありました。
「グローバルに活躍されている方の講演」では、小豆島観光協会事務局長の塩出慎吾氏から、「Be Free~世界で通用する人材になるには~」というテーマで、学生時代や就職後の留学経験、就職した会社での仕事、フリーランスとしての諸外国での実績と暮らし、小豆島へ移住の動機と現在の仕事、小豆島観光の今後の方向性等についてご講演いただきました。 参加学生からは、「自分の枠を外して何事にもトライすることが重要だというメッセージにとても説得力があった」「留学の話を含めた実体験を話してくださったので、今後の就職活動やキャリアについて考えるよい機会となった」「価値観にとらわれないことの大切さを実感でき、自分を信じてやってみることが重要だと分かった」といった感想がありました。
参加した学生にとって、本イベントが、今後の学修・キャリア形成を考える、そして、新しいことにチャレンジする機会となることを期待します。

ヴルカヌスプログラム:一般財団法人日欧産業協力センター主催、将来の日欧関係を担う若者育成を目的とする、日本の理工系学生を対象としたインターンシッププログラム