令和3年12月22日(水)13:30から香川大学多目的ホール(幸町キャンパス OLIVE SQUARE2階)において、海外での有事における危機管理対応シミュレーション訓練を実施しました。
 このシミュレーションは、本学における国際交流を推進する過程において発生する様々な事象に伴う危機に迅速かつ的確に対応するための意識・知識等を高めることを目的として、新たな変異株の感染拡大が懸念される中、参加者を限定し縮小版で実施しました。
 当日は、日本エマージェンシーアシスタンス株式会社から3名の講師を招き、今井田理事(教育担当)、真鍋理事(総務・労務担当)、原副学長(国際戦略・グローバル環境整備担当)、長山経済学部長をはじめ、本部及び経済学部関係教職員約40名が参加しました。
 シミュレーション訓練は、欧州留学中の本学学生がドイツ・ベルリンでテロに巻き込まれた可能性があるとの想定で始まり、初期対応では、安否確認、緊急連絡網による関係職員・幹部等への連絡、被害学生保護者対応等の演習を行いました。その後、危機対策本部を設置する重大事案となり、海外現地への教職員・被害学生保護者の派遣、現地関係機関等との連携、メディア役に扮した職員による模擬記者会見まで、約3時間にわたり次々と入ってくる現地情報等をもとに演習を行いました。訓練の最後に、講師から、初期対応の大切さや「大きく構えて小さく収める」ための7つのポイント等の助言・講評がありました。
 今回のシミュレーション訓練での反省点を踏まえ、本学の国際交流等に伴う危機管理対応マニュアルの見直しを図るとともに、海外派遣に関する安全管理体制の充実と強化を図り、学生の海外派遣をより万全の体制でサポートできるように努めていきます。また、当日ビデオ収録したシミュレーション訓練の内容は、今後、学内関係者の危機管理意識を高めるための資料とする予定です。