2021年11月17日(水)に、令和3年度第1回グローバル・インスピレーション・イニシアティブをハイブリッド形式にて開催し、本学の学生・教職員等52名の参加がありました。本イベントは、留学を経験した学生からの体験報告と、グローバル展開をしている企業の講演という2部構成で実施し、学生がグローバルな視点から学修やキャリア形成を考える機会を提供することを目的としています。 
 原インターナショナルオフィス長からの開会挨拶の後、地域・産官学連携戦略室の植村特命准教授による、本イベントの趣旨説明や第2部でご講演いただく企業と本学との連携についての説明がありました。
 第1部「留学体験談」では、トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラムに採用された学生2名より、それぞれの留学の動機・概要、コロナ禍という特別な状況下での様々な経験とそこから得られた学び、今後の人生にかける想い等、について発表がありました。発表の中で披露された、トビタテ!留学JAPANプロジェクトディレクター船橋氏の言葉「越境体験での留学は、海外に行くからすごいのではなく、未知の世界に飛び込んで考え、行動する経験が重要であり、評価される…コロナ禍という未知の世界を乗り越えられたなら彼らは必ず成長できる」のとおり、大きく成長したことを実感させる発表でし た。 
 第2部では、「グローバル展開をしている企業の講演」として、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社グローバル事業推進部の小倉 悟部長より、「グローバルビジネスで求められる人財の変化」というテーマで、損害保険業界の変化と求められる人財像、グローバルで働くとは?等についてご講演いただきました。また、若手社員を代表して竹田俊輔氏からは、コロナ禍において「駐在していない駐在員」として、日本にいながらグローバル環境で勤務する経験を語っていただくとともに、「壁にぶち当たった時に立ち返ることのできる自分の考えをベースに持つことが大事」というメッセージをいただきました。最後は小倉様からの「興味を持つ、やりたいという気持ちを大切にすること、そして、大学生の純粋さがあるうちに新しく興味を持ったら飛び出してみて欲しい」というメッセージで締めくくられました。 
 参加した学生にとって、本イベントが、コロナ禍という状況下でも今後の学修・キャリア形成を考える、そして、新しいことにチャレンジする機会となることを期待します。