四国危機管理教育・研究・地域連携機構副機構長 長谷川修一特任教授は、讃岐平野と備讃瀬戸の自然・歴史・文化を活かした地域の持続的な発展を目指して讃岐ジオパーク構想を提唱し、2010年から香川大学公開講座「讃岐ジオサイト探訪」を開講しています。2016年度からは「讃岐ジオガイド養成講座」※を開講し、2019年度からは「ジオガイドが案内する讃岐ジオサイト探訪」と連携した人材育成を行っています。
2020年3月に香川大学認定ジオガイドとなった前川久則氏が、昨年度、高松市南部にある高松クレーターと類似したカルデラ跡と考えられる構造を三豊市で発見し、この度、10月29日に開催された日本ジオパーク全国大会in関東でポスター発表をしました。
前川久則氏は、「ジオストーリーを考えていると、様々な発想が浮かんでくる中で地域の新しい魅力を発見できることがある。それがジオガイドの醍醐味であり魅力だと考えている。今後、地元三豊市のホームページ掲載、小中高校への出前授業等を通じて、讃岐ジオパークの実現の後押しとしたい」と抱負を述べました。
※「讃岐ジオガイド養成講座」:香川県内を案内するジオガイドを養成する講座で、関連講座を含めて60時間(12回)以上出席した受講者のみ、香川大学認定ジオガイドの資格を取得可能。