4月27日(水)、国際希少糖研究教育機構では、教育学部キャンパス内の研究交流棟5階研究者交流スペースにおいて公開シンポジウムを開催しました。このシンポジウムは、4月の機構設置を記念して開催されたもので、企業、香川県関係者、学生等、約100名が参加しました。

シンポジウムでは、まず、筧機構長から「機構の設置により学内外の研究者間の連携を進めたい」との挨拶がありました。続いて、何森教授(機構研究顧問)から「香川大学で生まれ、育っている希少糖研究の使命」、濱中香川県産業技術センター所長(機構会議外部委員)から「産学官での希少糖に関わった経験と新機構への期待」と題した基調講演が行われ、両氏から希少糖研究の歴史や、長年、希少糖研究に中核的に携わってきた経験等が紹介されました。

引き続き、機構の各研究分野(酵素・遺伝子関連、生化学、食品関連、動物関連、植物関連、微生物化学、物性関連、臨床試験、教材開発、国際研究連携)の代表から、それぞれの研究内容について説明や報告が行われました。

当日は雨にもかかわらず大勢の参加者が来場し、各講演者の話に熱心に耳を傾けるとともにメモを取る姿が見られるなど、新機構への関心や期待が高いことが感じられました。