情報メディアセンターが初めて3日間にわたるコーディングブートキャンプ「KadaiDXブートキャンプ」を幸町キャンパスで開催しました。

【概要】

開催日時:2023年3月15日~17日
企画意図:多様なバックグラウンドを持つメンバーが共創し、業務上でユーザーが抱える課題を解決するアプリを開発する
参加者 :香川大学の学生、職員の他、民間企業や他大学から計38名
キャンプ中に開発したシステム:52件

【実施レポート】
初日、学内外からの参加者が情報メディアセンターに集まりました。
オープニングでブートキャンプの概要が説明され、香川大学情報メディアセンターの八重樫理人センター長は問題の定義や、
アイデアの創出は確かに大切だが、ブートキャンプでは実際に動くプロトタイプを作って検証することを重点的にしてほしいと話しました。

学生や大学職員など立場や所属がバラバラな参加者たちはアイスブレークで緊張をほぐした後、5つのグループに分かれます。
それぞれ、「どんな香川大学にしたいか」コンセプトを打ち出して、作戦会議です。
「第二の実家のような香川大学」にしたいという「チームおかん」やキャリア教育や就活支援を図る「チームベット」、1人1人がインフルエンサーになれる「チームディーエックスP」などさまざまな視点から香川大学のDXに取り組みます。

実際に事務の現場に出向いて困りごとをヒアリング調査したり、システムが稼働するか検証するために実証実験を行ったりしてそれぞれのチームが9から11のシステムを3日間で作り上げました。

最終日に行われた審査会では香川大学の筧善行学長をはじめ、株式会社リコーの野水泰之デジタルサービス開発本部長やマイクロソフト株式会社役員の中井陽子さんら6人が審査員を務めます。

「ユーザーが抱える課題を適切に分析できたか?」、「ユーザーと一緒に課題解決に取り組めたか?」、「スピーディーにプロトタイプシステムが開発できたか?」などを評価した結果、各部局が所有している物品を見える化して管理し共有を可能にするシステムを開発したチーム「ディーエックスP」が最優秀賞を受賞しました。

審査員からは「社会人と学生、職員が一緒になってやるところが非常によかった」「ユーザー目線で作られたシステムが、非常に多く作られた」「システム開発者ではなく、現場が主導するシステム開発」という点が評価されました。

ブートキャンプの様子をyoutubeでご覧いただけます。