香川大学とJICA四国との「JICA海外協力隊」を派遣する事業に関する覚書の締結調印式が、2024年11月14日、香川大学イノベーションデザイン研究所にて開催しました。 

本覚書はミクロネシア連邦において社会問題となっている高齢化に伴う認知症発症率の増加に対応するため、JICA海外協力隊として、看護学の知見を持つ本学研究員、大学院生、教員を派遣し、これらの国々の認知症対応や予防に貢献できる看護職育成を支援することを目的としています。本覚書の締結により、本学の専門知識及び技術等の知見・人材を有効に活用し、開発途上国の経済・社会の発展及び復興に寄与することが期待されます。また、異文化社会における相互理解の深化と共生を図り、推薦隊員のJICA海外協力隊としての活動経験を社会還元することで、広く人材育成への貢献も期待されます。

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式典では、香川大学医学部看護学科山本美輪教授から、本プログラムの趣旨説明が行われました。その後、上田夏生学長と田村えり子JICA四国センター所長より、本覚書締結の意義および今後の事業展開に対する期待が述べられました。また、派遣予定者である本学看護学科山本美輪研究室の博士課程1年吉岡美穂さんからは、今後の抱負が述べられました。

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最後に、上田夏生学長と田村えり子JICA四国センター所長が、覚書に署名し、記念撮影を行って調印式は無事終了しました。

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