文部科学省の公募型の研究開発助成事業である平成20年度「都市エリア産学官連携促進事業(発展型)」 について、この度、本学及び香川県・関係機関と共同で提案していた糖質バイオ研究の事業テーマが採択されました。関係各機関と協力して、希少糖や糖鎖等の機能を生かした機能性食品や診断薬等に関わる研究開発を集中的に推進してまいります。
 
採択された提案の概要
事業テーマ:「特徴ある糖質の機能を生かした健康バイオ産業の創出」
事業期:平成20~22年度(3年間)
事業1.8億円程度/年(国委託費分)
事業実施主体(中核機関):財団法人かがわ産業支援財団(理事長 綾田修作)
核となる研究機関:香川大学
事業概:知的クラスター創成事業等の取組により、希少糖の 生産システムが確立されるとともに、小麦・海藻などの地域資源から糖鎖や複合糖質が生み出されてきたことから、食品産業等の地域の産業技術基盤を踏まえて、これらの糖質の機能を生かした機能性食品や診断薬等に係る研究開発を集中的に行い、今後の高齢化社会を見据えた健康バイオ産業の創出を図る。
[産学官共同研究テーマ]
・希少糖の血糖値上昇抑制作用を生かした特定保健用食品の開発
・小麦やオリーブから得られる複合糖質を用いた食品等の開発
・希少糖化合物を用いた医薬品中間体等の原料の開発
・糖鎖の機能を応用したガン診断薬の開発