1月28日(木)、29日(金)の2日間、附 属坂出小学校第93回教育研究発表会が開催されました。
県内外から例年を大きく上回る約1300名の参 会者を迎え、盛会裏に終えることができました。

今年度は、研究テーマを『知の更新をめざした 「思考力」の育成 -言語活動を充実し、思考様式を顕在化する授業づくり-』とし、「思考力」を核 に、「知が更新される過程」や「言語活動の充実」との関連を明らかにしようと試みました。

参会された多くの先生から、「『知の更新』の 意味が全体提案や各授業を参観し、よく理解できた」「『知の更新』と『思考力』は、教育の不易と流行をよく捉えた古くて新しい価値ある研究」「活用すべきは、『思考様式』というのが納得できた」「『思考力』の 育成を目的に、言語活動の充実を手段に位置付けているのがよく分かった」等、高い評価をいただきました。

また、脳神経科学研究との連携から生まれた授 業のウォーミングアップの効果をねらった「附坂小型 脳を活性化するドリル」の反響は大きく、研究会 終了後の現在もなお、引き続きお問い合せが殺到している状態です。

1日目午後には、「小学校『外国語活動』の進 め方」という演題で金森強先生(松山大学教授)のご講演がありました。また、2日目午後には、今回の 学習指導要領の改訂に直接関わった国語科水戸部修治先生(文部科学省教科調査官)、社会科 安野功先生(國學院大學教授)、算数科 吉川成夫先生(文部科学省視学官)、理科 村山哲哉先生(文部科学省教科調査官)に、それぞれの分科会会場にて教科特有の言語活動や今改訂を踏まえた新しい授業像 についてご講演いただきました。さらに、直前の体育館授業を巡って「『思考力』を育成する言語活動 の在り方」と題するシンポジウムを開催しました。新しい時代の学びに必要な教師の資質や能力、さらには 本校の研究に対する価値付け、「思考力」育成や言語活動充実へ向けての貴重なご示唆等、様々な視点からお話しを頂くことができ、約600名の参会者は熱心に耳を傾けていました。              

                                                             (附属坂出小学校)