平成21年2月5日(木)・平成 21年2月6日(金)

研究テーマ:自ら学びを高め,伸びを実感する子の育成~活用に着目した指導と評価~

本年度は,新学習指導要領の趣旨を実際の授業の中で具体化し,「活用に着目した指導と評価」の実践例を全国に向けて発信しました。また,本校がこれまで積み上げてきた教科学習・楷の木活動・ふれあい学習の1活動2学習による教育課程の中にも「習得」「活用」「探究」の考え方を位置付け,3つのバランスをとるカリキュラムについても提案しました。

2日目には,京都大学大学院教育学研究科教授田中耕治先生を講師にお招きして,学力と評価についてご講演いただきました。リテラシーとしての学力やパフォーマンス評価の紹介など,現代の子どもたちに求められている学力像とその評価方法について事例を交えて分かりやすくお話しいただきました。

また,授業の様子を公開するだけでなく,昼のラ ンチルーム給食や縦割り活動などの常時活動も公開することで,学びにかかわる様々な要素が織りなす総合的な成果を参観していただきました。

2年 算数  三角形と四角形 英語活動の分科会(約400名参加)

左:2年 算数  三角形と四角形   右:英語活動の分科会(約400名参加)

 授業の公開は,2日間で40授業です。1日目は知識・技能の活用を図る授業を全教科で提案しました。2日目は本校の特色である1活動2学習のカリキュラムを公開しました。また,本年度は教科学習以外の教育課題に対応した発表も行いました。「英語活動」「情報学習」「楷の木活動」「ふれあい学習」「幼小連携」の5つの分科会に別れ,それぞれの分野で現在課題となっていることにどのように対応していくかを,授業を通して提案しました。

2 日間で延べ1400名の活気ある参観者であふれ,わたしたちの考えを発信すると同時に参観者からご意見をいただき,研究を深めることができました。

  知識・技能の活用を図る。学習とパフォーマンス評価の提案6年社会:「狩猟・採集の頃の人々のくらしを調べよう」コミュニケーション能力をはぐくむための英語活動の提案

 

左:【教科学習】知識・技能の活用を図る。学習とパフォーマンス評価の提案

6年社会:「狩猟・採集の頃の人々のくらしを調べよう」

中:【英語活動】コミュニケーション能力をはぐくむための英語活動の提案

6年英語:「Introducing our school and our city!」

右:【情報学習】系統的な情報モラル学習の提案

3年情報:「情報モラル ネット上での情報のやりとりって…」 

 めざせ!栗林公園の名ガイド 本当に大切なことって何どきどき・わくわくがっこうたんけん

左:【楷の木活動】「探求」する力をはぐくむプロジェクト活動の提案

3年楷の木:「めざせ!栗林公園の名ガイド」

中:【ふれあい学習】道徳と特別活動の統合し実践力を高める提案

4年ふれあい「本当に大切なことって何」

右:【幼小交流活動】幼稚園から小学校へのアプローチカリキュラムの提案

1年生活:「どきどき・わくわくがっこうたんけん」

(附属高松小学校)