7月5日(木)(13:30~17:00)に、サンポートホール高松において「瀬戸内圏研究シンポジウム」を開催しました。

今回のシンポジウムは「瀬戸内住民の健康・医療・福 祉」をテーマとして、第Ⅰ部では、基調講演としてアドミッションセンターの真鍋芳樹教授から「健康関連指標から見た瀬戸内住民の健康の実態~香川県を主として~」と題して研究報告を行ったほか、医学部附属病院の原量宏教授から「生涯の健康を守る遠隔医療ネットワークの 実現」と題し研究報告を行いました。原教授の講演では、総務省が推進する超高速ネットワークJGNⅡやネットワーク会議システムを実際に使用しながら、長崎県立大学の立石憲彦教授と小豆島の内海病院の久保文芳病院長が現地から参加され、それぞれご講演をいただきました。
第Ⅱ部では、パネル ディスカッションとして、「瀬戸内住民の健康とその社会支援」をテーマに、行政から香川県健康福 祉部長の細松英正氏、マスメディアから四国新聞社編集委員室室長の戸城武史氏、研究者の立場から本学医学部看護学科の大西美智恵教授、札幌医科大学の辰巳治之氏(JGNⅡによ り参加)をお呼びして、それぞれの立場から瀬戸内を中心とした離島や無医地区の住民の健康・医療の問題やその提言など貴重なご意見をいただくことができました。
シンポジウムには、各関係機関、地元企業、本学教職員・学生など約150名の参加者があり、瀬戸内住民の 健康の維持とその社会支援の方策について熱心に聞き入っていました。

講演する原量宏教授
講演する原量宏教授