今回のセミナーは、がんの診断法として大活躍している医療診断用PETシステムについての講演を、放射性薬剤製造装置メーカーにおいて本システムの技術関係の業務を担当されてきた藤居一男さんにお願いしました。
陽電子という物理学的なものが身近なものになる過程には、多くの人のさまざまな技術開発が係わっており、そうした努力が一つのシステムの成功につながっていった様は、今後、技術開発に携わる際の参考になりました。
 
日   時 平成20年1月16日(水)16:15~17:30
場   所 香川大学地域開発共同研究センター3階セミナー室 (工学部キャンパス)
内   容 「医療診断用PETシステム----開発から普及まで----
(放射性薬剤製造装置メーカーの技術の立場から)」
元 住友重機械工業株式会社 設計部長 藤居一男 氏
 
-講演概要-
昨今、がんの画像診断法のひとつとして医療診断用PETシステムがかなり普及してきま した。放射性薬剤製造装置メーカーにて本システムの開発から普及まで技術関係の業務を担当してきた演者の立場から、本システム進展の歴史的流れ、原理や装置等の技術、医学上の特徴、また、何故ここまで普及できたのかについて講演いただきました。
 

第2回地域開発共同研究センター・セミナー