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2025年8月1日、瀬戸内国際芸術祭の視察のため来日中の太平洋の島嶼国・ミクロネシア連邦のウェズリー・W・シミナ大統領閣下が本学を訪問され、上田学長との会談が行われました。会談では、本学がこれまでに取り組んできたミクロネシアとの学術協力、特に国際協力機構(JICA)との連携による看護人材育成支援や、認知症ケア・地域包括型医療の分野での協働についても紹介され、今後のさらなる連携に向けた意見交換が行われました。 

その後、大統領一行と学長は記念品の交換や記念撮影に臨まれ、交流を深められました。 

会談後は、翌日に開催を控えた シンポジウム「戦後80年・海中の戦争遺跡から平和を考える」に先立ち、大統領閣下を展示会場にご案内しました。大統領閣下は、戦争の惨禍を今に伝える数々の展示に深いご関心を寄せられ、改めて平和の尊さを訴えておられました。 

一方、8月2日に開催された同シンポジウムでは、九州大学の管浩伸教授を中心とする研究チームが、沖縄県沖に沈む米軍艦「エモンズ」を最新の技術により立体的に再現した研究成果を発表。まるで海中に潜って実際の艦船を目にしているかのような映像表現を通じて、終戦間近の激しい戦闘の記憶を想起させる貴重な機会となりました。

 さらに、㈱アーク・ジオ・サポート尾城隆紀様からは、ミクロネシア連邦に位置するトラック島における沈没艦船の探査手法についてご講演いただき、海に眠る戦争遺構の調査の現場に触れることができました。

 このシンポジウムには、県内の小中高大生と一般の方々、あわせて約100名が参加し、平和や歴史への理解を深めました。また、ミクロネシア連邦大使館からは、一等書記官であるMr. Kunio Suenaga氏も参加され、国際的な視点からのコメントや意見が交わされるなど、実りある交流の場となりました。

 今回の訪問とシンポジウムをとおして、本学とミクロネシア連邦との友好関係が一層深まり、平和や文化遺産の継承に関する国際的な連携が促進される貴重な機会となりました。今後も本学は、学術交流や共同研究を通じて、地域社会や国際社会への貢献を目指してまいります。

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