創造工学部学部長の末永慶寛教授がプロジェクトリーダーを務め、資源あふれる“豊かな”瀬戸内海の再生を目指して取組を行っている「瀬戸内再生のための「人×技術×海」マッチング共創拠点」による学術講演会を瀬戸内圏研究センター主催で開催いたします。
瀬戸内海沿岸海域では、海洋生物の資源生産力向上のために、キジハタ等の人工種苗を海域に放流し漁獲へ反映しようとする施策が実施されていますが、海域放流後の稚魚の歩留まりについては、大型魚による捕食、藻場に代表される適切な餌場や保護・育成場環境の乏しさ等の理由により、僅か1%程度という現状です。このことから、瀬戸内圏海域で操業する漁業関係者、水産加工業者、食品業界からは、前述の有用水産資源の回復を求める声が日増しに高まっており、海洋生物の資源生産力向上技術の開発が急務となっています。
そこで、バイオテレメトリー手法を用いて魚類の行動調査を実施されている研究者に講演いただきます。また、海苔養殖に被害を及ぼす原因珪藻の生理生態学的特性を研究し、その大量発生機構を解明し養殖海苔の安定生産に寄与されている研究者に講演いただき、参加者との意見交換を通して学術的な見解を深める場としたいと考えております。

概要

1.日時
令和6年4月12日(金) 14:00~17:20

2.場所
香川大学農学部A401教室
(香川県木田郡三木町池戸2393)

3.定員・参加対象者
60名程度 
共創の場形成支援プログラム関係者
バイオロギング関係者
瀬戸内海の「環境保全」「水産業」(漁場造成・施肥システム開発)等の関係者
香川大学の教員・学部生・大学院生

4.参加費
無料
  
5.申込方法
事前申込等なし
当日、直接会場へお越しください。

6.内容


■お問合せ先
香川大学学術部研究協力課
mail:kenkyust-h@kagawa-u.ac.jp