令和5年7月6日、東京の渋谷ストリームホールにて心理的安全性AWARD2023が開催されました。
「心理的安全性AWARD」は、心理的に安全で効果的なチーム・組織づくりへの取り組みを表彰するアワードです。
企業や医療法人、学校・NPO・スポーツチームなどが応募し、20チームが選出され、本学創造工学部開設科目「ロジカル思考演習」の担当教員チーム(山中隆史,北村尊義,勝又暢久,竹内謙善,李セロン)の取り組みが最高位のプラチナリングを受賞しました。
「積極的な学びの姿勢に不安を感じさせない大学初年次教育」に向けた担当教員らの活動と成果が高く評価されました。
「心理的安全性AWARD」の詳細は、下記のバナーよりご覧ください。
■受賞の理由について
初めにプレゼンテーションを拝見したときには、にわかに信じがたい光景(大学の授業で生徒が楽しんで手をあげている)に目を疑いました。本当に自主的なんだろうか?大学の授業は寝ているものではないのか?と。ところがみなさんのお話を聞くにつれ、練り込まれた事前準備や、特に実際に手をあげて見る工夫など、なるほどこれはすごい成果が出そうだ、と少しの時間ではありましたが確信しました。最初恥ずかしいかもしれませんがそこをどう乗り越えるかが肝心そうです。またその後他の組織にも広がりを見せているのがさらに素晴らしいですね。環境をつくり、さらに工夫をすると満足度も上がる、学校でも会社でも一緒だなと感じました。
(「心理的安全性AWARD2023」審査員コメントより)
心理的安全性アワード2023ホームページ:https://psychological-safety.jp/Awards2023
■心理的安全性AWARDとは
心理的安全性AWARDとは、株式会社ZENTechが2022年より開催する、心理的安全で効果的なチーム・組織づくりへの取り組みを広く募集し、表彰し讃える祭典です。受賞チーム・組織にはプラチナリング・ゴールドリング・シルバーリングが授与されます。
心理的安全性アワード:https://psychological-safety.jp/
■心理的安全性AWARD2023 表彰式
開催日:2023年7月6日(木)
住 所:東京都渋谷区渋谷3丁目21−3 渋谷ストリームホール
■「ロジカル思考演習」の担当教員チームによる心理的安全性への取り組みについて
香川大学では DRI 教育*を実践しており、大学1年生から積極的な学びの姿勢の習得を目指しています。しかし、大学初年次ではアクティブラーニングに慣れ親しむ層とそうでない層とが混在しており、後者にとっては演習授業での心理的安全性に不安を抱えやすい状況にあります。ロジカル思考演習は創造工学部において大学入学当初に履修する必修の演習授業であり、大学での学びのスタートアップとなる重要な授業に位置づけられています。そのため、担当教員ひとりひとりが『心理的安全性』の高い授業を実現する必要がありました。この状況に対し、教員チームメンバー全員が授業での『心理的安全性』の決め手を探求することに賛同し、真剣に取り組みました。その結果、学生が積極的に挙手して発言し、グループワークでの活発なディスカッションを展開するなど、主体的な学びのスタートアップを実現しました。
* DRI とは「デザイン思考」、「リスクマネジメント」、「インフォマティクス」の頭文字です
■ 学長報告を行いました
7月10日、これまでの取り組みや表彰式の様子などについて筧学長に報告を行いました。学長からは「先生方が工夫を凝らし、素晴らしい授業を実現されたことがこのように評価され、非常に嬉しく思います。
今後、大学全体にこのような取り組みが広がることを期待しています。」と激励の言葉が送られました。