令和6年3月6日(水)に香川大学南キャンパス総合教育棟(DRI棟)1階第11講義室において、数理・データサイエンス・AI教育強化拠点コンソーシアムの四国ブロックにおける産官学ネットワークの構築と活動内容の周知を目的とした「数理・データサイエンス・AI教育強化拠点コンソーシアム四国ブロックシンポジウム」を開催しました。

本シンポジウムは「四国ブロックにおける数理・データサイエンス・AIの深化-今年度の成果と展望-」をテーマとして、四国ブロック代表校である香川大学が主催し、大学関係者及び企業関係者92名(会場参加41名、オンライン参加51名)が参加しました。

香川大学野﨑武司理事による開会挨拶の後、香川大学教育基盤センター高橋尚志センター長から数理・データサイエンス・AI教育強化拠点コンソーシアムの概要や四国ブロックの活動内容、本シンポジウムの趣旨説明が行われました。

次に第一部として、文部科学省高等教育局専門教育課笠原誠幸主任から、「大学等における数理・データサイエンス・AI教育の推進と期待」と題して、数理・データサイエンス・AI教育の全国的な動向と、認定制度について特別講演が行われました。続いて、東京医科歯科大学統合教育機構教学IR部門須藤毅顕特任講師から「医療系学部におけるデータサイエンス教育の実装と普及展開の取組」と題して、基調講演が行われ、参加者の皆さんは熱心に聞き入っていました。

第二部として、事例紹介➀は「因果推論を基盤としたクリニカルデータサイエンス教育の実践」と題して香川県立保健医療大学保健医療学部看護学科比江島欣愼教授から、事例紹介➁は「 新たな「危機管理学×数理・データサイエンス・AI」応用基礎力プログラムの構築」と題して、高橋尚志センター長にご講演いただきました。その後、東京医科歯科大学統合教育機構教学IR部門木下淳博教授、比江島教授、高橋尚志センター長をパネリストとしてご登壇いただき、香川大学教育基盤センター林敏浩副センター長をコーディネーターとしてパネルディスカッションが行われました。パネリストからの数理・データサイエンス・AI教育事業についての話題提供や会場参加者を交えての質疑応答もあり、活発な意見交換が行われ、吉田秀典副学長の閉会挨拶により閉会しました。

四国ブロックの対面参加に加え、全国各地からのオンラインでの参加も多数あり、本事業の推進と当該コンソーシアムの重要性を確認し合う大変有意義なシンポジウムとなりました。