幸町キャンパスには、教員養成における実践的指導力の向上に役立てるため、小・中学校の教室をイメージ・再現した模擬教室「二十四の瞳」を備えています。教室名の由来は、香川県ゆかりの作家・壺井栄の同名小説です。この教室は在学中に交通事故で亡くなられた美馬由佳さんの遺志を継いだ遺族の方からの寄附金をもとに整備されました。

6月11日(月)、「二十四の瞳」教室では教育学部専門科目「国語科授業研究Ⅰ」(担当:佐藤明宏教授)が行われました。この授業は国語科の授業について、教材研究、指導案づくり、模擬授業という大学内での授業研究、更には附属学校に出向いての授業実践を通じて、「学習者」、「指導者」、「学習材」の有機的な関係性について考察するものです。

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この日は学生による模擬授業。学生が用意したシチュエーションは「人気ゲーム機を母親にねだるヒロシ君に、母親をうまく説得できるようアドバイスしましょう。」というものです。受講生のうち4名が教師役を務め、残りの学生が生徒役です。グループワークや板書・ワークシートを活用しつつ、「アドバイスのポイント」をみんなで考えていきます。そして、生徒役の学生から各自で考えたアドバイスが発表され、最も有効なアドバイスにはベストエンジェル賞が与えられました。

模擬授業終了後、学生同士で良かった点・改善できる点について意見を出し合います。授業のまとめでは佐藤先生から「授業の最初に『本日の課題』を板書や生徒による復唱で確認すると、もっと良くなるでしょう。」などの指導がありました。

佐藤先生に話を聞くと、「大学で学生に授業実践力を育てるためには、よりリアルな場で模擬授業の実践をさせ、その実践をリフレクション(自己省察)させながら学ばせることが有効です。そのための場として二十四の瞳教室を活用しています。」とのことでした。

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