10月6日(木)10時から、香川大学長就任記者会見を幸町キャンパス研究交流棟5階研究者交流スペースで行いました。記者会見には、長尾学長はじめ、理事、副学長が出席しました。
板野理事(総務・研究担当)から、学長、理事、副学長の紹介を行い、引き続き長尾学長が、所信を述べました。

所信として、

1.学部間融合を行い大学一体感を醸成する必要がある
2.法人化の裁量権を改革に生かす必要がある
3.大学運営に資するために、学外有識者・学部代表・役員で構成される"香川大学構想会議"を設置する
4.地域貢献で県民に信頼される大学、経営の健全化で構成員が安心して教育・研究・運営に専念できる大学作りを目指す
5.香川県全体を学びの場として、社会システムを実体験して社会性を涵養する必要がある
6.一流の研究(希少糖、医療情報のIT化、医工連携、危機管理等)を育成し、地域連携、学際的な研究を支援する
7.社会貢献において、既存の行政や地域企業との連携、地域作りを支援し、県下にサテライトを設置して情報発信を行う
8.新学部については、前執行部の新学部構想も参考にして、「構想会議」で大学全体の改革を検討する
9.管理運営面では、経営協議会、教育研究評議会の実質化と情報公開を行い、全学で意志の疎通を図る
10.経営面では、運営費交付金減で厳しい運営の中で増収策(外部資金獲得)と節減を今後検討していく必要がある

等の内容について、今後鋭意推進していくと表明しました。

学長就任記者会見には、報道関係13社からの出席があり、学長の今後の大学運営、教育、研究方針、大学構想会議等に高い関心が寄せられており、熱心な質疑応答が行われました。