9月29日(木)10時30分から、9月末に任期満了で退任する一井眞比古学長の退任会見を幸町キャンパス(研究交流棟5階研究者交流スペース)で行いました。

会見冒頭で一井学長は、「あっという間だったという印象と同時に長かったという複雑な気持ちです。」と2期6年間の学長在任期間を振り返りました。

印象に残っている出来事とし、●関西圏における受験生確保のためのサテライトオフィス大阪の設置、●地域貢献・社会貢献としての瀬戸内圏研究センター、危機管理研究センターの設置●香川衛星開発プロジェクト等を挙げました。また、特に印象に残っている出来事として、将来計画における1.研究と教育の分離の実施、2.新学部構想の立ち上げ、3.人文系大学院博士課程の構想の3点を挙げる一方で、「教職員の意識改革の難しさを痛感した」と述べました。

会見には、報道関係10社が出席して、一井学長の6年間の活動・業績等について、活発な質疑応答が行われました。

最後に一井学長は、自らの座右の銘であるチャールズ・ダーウィンの『種の起源』の一節である「強い者が生き残ったわけではない。賢い者が生き残ったわけでもない。変化に対応した者が生き残ったのだ」の言葉を引用し、教職員は柔軟な多様性が求められ、変化を生かすことが重要であると締めくくりました。