2月24日(木)、かがわ産業支援財団から、香川県内産業の技術向上や振興に功績のあった個人、団体をたたえる「第18回芦原科学賞」の各賞の発表があり、3月1日(火)、ルポール讃岐において「第18回芦原科学賞」の贈呈式が行われました。

香川大学工学部山中稔准教授、長谷川修一教授ら5人が参加した産学連携の小型簡易地盤支持力試験機研究開発グループが芦原科学功労賞を受賞しました。

山中准教授らが開発した小型簡易支持力試験機(商品名:エレフット)は、従来の大型機械を使用し長時間かかっていたものを、1人で携帯できるまで小型化するとともに、簡単な操作でかつ短時間での測定を可能とするものです。これにより、従来の平板載荷試験法に比べて、低コスト、短時間で数多くの測定値を得られることから、測定精度を向上させることができ、また、小型化によって従来測定できなかった狭隘な現場においても地盤調査が可能になります。今回の受賞は、こうした革新的技術が高い評価を受けたものです。


■芦原科学賞とは・・・

香川県出身の故芦原義重氏(関西電力(株)名誉会長)からの寄附金を基金として、「県内の中小企業者等の育成を支援するとともに、県内産業の技術の高度化および産業の振興に寄与する」ことを目的として、表彰するもので、平成5年度に創設されました。