香川大学図書館神原文庫資料展を開催します。

神原文庫に含まれる医学関連資料から江戸時代後期、近代医学の発展に貢献した人物とその業績について紹介する。日本の近代医学は1754年(宝暦4年)、山脇東洋が、京都所司代の許可を得て、日本で初めて、死刑囚の解剖、観察したのに始まる。山脇東洋は1759年(宝暦9年)にはその成果を解剖図録「蔵志」として刊行した。

山脇東洋の解剖に触発され、腑わけを見た杉田玄白と前野良沢は、中川淳庵とオランダ語解剖学書「ターヘル・アナトミア」の翻訳を決心し、様々な苦労の後に、1774年(安永3年)に「解体新書」を発刊した。

今回は神原文庫中の「蔵志」と「解体新書」などを中心に展示し、日本の近代医学に貢献した人々と、その活躍を紹介する。

是非、ご来場下さい。pdfアイコン神原文庫資料展(PDF:1739KB)

(資料展)
日時
: 平成22年10月29日(金)~11月11日(木)9:00~17:15
会場: 香川大学図書館中央館 2階コミュニケーションルーム
入場料: 無料

(記念講演会)
演題:  「日本の近代医学のあけぼの」
講師: 香川大学医学部教授(脳神経生物学) 板野俊文
日時: 平成22年10月30日(土)13:30~15:00 
場所: 香川大学研究交流棟 5階研究者交流スペース
定員: 先着70名(事前予約優先・当日入場可)※
入場料: 無料
※お申込みは、FAX・ハガキのいずれかで、①氏名、②市町村名、③電話番号、④「記念講演会希望」と明記してください。 

【お申込み・お問い合わせ】
香川大学図書館 カウンター
TEL. 087-832-1250
FAX. 087-832-1265